府中で開催される、ステーンハンマル友の会による「北欧の風音楽祭」が始まった。
今年はまだ2回目だが、北欧音楽好きには欠かせないイベントだろう。
関東も梅雨入りして雨の降る土曜日の午後、府中の森芸術劇場に行ってきた。
【今日のプログラム】
・ルーマン:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
・ハイドン:弦楽四重奏曲「ひばり」
・ヘンデル/ハルヴォルセン:ヴァイオリンとヴィオラのためのパッサカリア
・ヴィクマンソン:弦楽四重奏曲第1番
Vn:荒井絵梨、Vn:鈴木千保、Va:ペーテル・エリクソン、Vc:クラース・ガッゲ
「ステーンハンマル友の会」のメンバーにはヴィオラとチェロがいないが、今回のスウェーデンからのゲストが、ヴィオラとチェロで、これで弦楽四重奏曲も出来るようになったとのこと。
今日はピアノの入った曲はないため、「友の会」代表の和田さんは進行役に徹していた。
さて、今日の演目を見ても分かるとおり、北欧の作曲家だけを取り上げているのではない。ルーマンと同時代のヘンデル、ヴィクマンソンと同時代のハイドンもプログラムに入れて、同じ時代の雰囲気を感じることが出来るように考えられているのだ。
僕自身、今日の演目で知っていた曲は、ハイドンとヘンデルの2曲で、北欧物の2曲、ルーマンとヴィクマンソンは初めてだ。この時代の作曲家は最近あまり積極的に聴いていないので、北欧作曲家の方もその時代はつい疎くなっている。
1曲目の、ルーマンは荒井さんとガッゲさんのデュオ。初めて聴く曲だから、まずは作品そのものにじっくりと浸る。(ちょっと音程が気になった箇所があったけど)、なかなかいい感じだ。
2曲目の「ひばり」は有名な曲だとは思うが、きちんと通してじっくり聴いたのは久しぶり(初めて?)かもしれない。冒頭の「ひばりがさえずるような」部分だけの曲ではない。たまにはハイドンもいいものだ。
3曲目は、ヘンデルのチェンバロ曲をハルヴォルセンが編曲したものだが、実は原曲を聴いたことがない。ハルヴォルセン編曲版はCDも持っている。ということで、「ハルヴォルセンの曲」としていつも聴いている形で今日も聴けるのだ。こちらは鈴木さんとエリクソンさんのデュオだ。
4曲目はヴィクマンソン。これも初めて聴く曲だが、結構いい感じの曲で、これからヴィクマンソンもきちんと聴かないといけないかなと思う。(あまりCDを見かけないけど、出ているのかな?)
アンコールはペッテション=ベリエルの「夏の歌」の弦楽四重奏版。これは大好きな曲だ。「スウェーデン人なら誰でも知っている曲で、スウェーデンの山田耕筰みたいなもの」と紹介したのはヴァイオリンの荒井さん。なるほど...
今日はスウェーデンの2人がヴィオラとチェロということで、中音と低音をしっかりと引き締めていたので、全体としていい感じになっていた。
各奏者が交代で曲の背景を紹介したあとに演奏が始まり、あまり普段聴けない曲にも親しみが持てるようにしているのも良かった。
明日の2日目も行く予定。残念ながらそのあとの平日開催に行くのは困難だが...
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