なんとなくドヴォルザークを堪能したくなって、読響の演奏会に行ってきた。
5月14日(土)@オペラシティ
プログラム
・ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
・ドヴォルザーク:交響曲第8番
指揮:ペトル・ヴロンスキー
ヴァイオリン:アラベラ・美歩・シュタインバッハー
「チェロ協奏曲」と「交響曲第9番(新世界より)」の超有名曲プログラムでないところがいい。もちろん今日の曲目も名曲中の名曲で、よく知られた曲だが。
本来は、指揮はズデニェク・マ−ツァルの予定だったが、「震災の影響で来日不可」ということで、代役の指揮者となった。ソリストやプログラムは変更ない。
マーツァルのドヴォルザークだから聴きたかったのだが仕方ない。でも、代役のヴロンスキーも初めて聴く指揮者だが、チェコ出身だし期待は持てる。(なぜヴロンスキーが来られてマーツァルが不可なのか? 少々疑問)
1曲目は「謝肉祭」。元気の出る楽しい曲である。「追悼のため」と称して、暗く物悲しい曲に変更されたらつまらんなと思っていたが、そんなことはなかった。こういう曲を最初に持ってきたのは正解だと思う。
これでワクワクしてきたところで、アラベラが紫の衣装で登場。写真で見ると「日本人の部分」が多く感じたが、実物で見ると「ドイツ人の部分」が多く感じられる顔付という印象。
アラベラも初めて聴くけど、結構いい感じだった。これから期待の若手といえよう。ドヴォルザークの協奏曲というと、なぜかチェロ協奏曲ばかりが演奏されるが、ヴァイオリン協奏曲も、実はいい曲なんだということは強調したい。あまりにもチェロ協奏曲が神がかり過ぎていて、他が霞んでしまっただけだ。
アンコールはイザイの無伴奏ソナタを弾いた。(ここだけドヴォルザークでない)
休憩のあとは、交響曲第8番。ヴロンスキーの指揮のためか、読響の音のためか、明るく力強い印象だった。第1楽章は「リポビタンD」仕様(?)の元気版にも聞こえたが、全体として優雅に明るくという印象だ。少なくとも私にはそう聞こえた。
よくよく知っている曲でも、やはり生で聴くと感動が違う。ヴロンスキーは初めてだったが、「聴いてガッカリ、マーツァルが良かった」にはならなかった。良かったと思う。というか素晴らしかった!
ここのところ、仕事は高ストレス状態、休日はのんびりとしようと思ったら、パソコンの突然の故障。(今日行く途中で修理に出してきた。)
なんか気分的にネガティヴになりかけている状態で聴きにいったが、こんな時にドヴォルザークを聴くと、気持ちが前向きになることを発見した。と言っても、いざ出陣というような激しいものではなく、なんとなく穏やかに前向きになるのである。(別な精神状態で聴いたらどうなったかな?)
楽しい夕刻の一時を過ごした。
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