懲りもせずにまたNorthern Flowers「戦時中のソ連音楽」シリーズ。
本日聴いているのは、レフ・クニッペルの曲である。
L.クニッペル:
・ヴァイオリン協奏曲第1番 (1943)
・交響曲第8番 (1942)
M.クルティク(ヴァイオリン)
A.ティトフ指揮サンクト・ペテルブルク交響楽団 (2009年録音)
クニッペルは全く未知の作曲家だと思っていたが、実は「ポーリュシカ・ポーレ」の作曲者だったんだね。ほとんどロシア民謡と化していて日本でもお馴染みの曲だが、もともとはクニッペルの交響曲第4番の一部らしい。知らなかった...
という予備知識を持って、CDを聴いてみよう。
ヴァイオリン協奏曲第1番は、冒頭のクラリネットソロから何やら素敵な音楽が始まる予感。そのままヴァイオリンソロに引き継がれ、美しいメロディーを奏でる。ああ、なんかいいかも。
第2楽章のAndantinoも、美しいうっとりとさせるようなメロディーが奏でられ、第3楽章は踊るような楽しげなメロディーのあと、またヴァイオリンソロの美メロが入る。
もしラフマニノフがヴァイオリン協奏曲を作っていたとしたら、こんな感じの曲になったのではないか。(やや強引か?)
交響曲第8番は、冒頭から華やかなオープニング。なんだか映画音楽のような雰囲気(?)だ。華やかな第1楽章のあとは、ロマンチックなメロディー満載の第2楽章、もうラフマニノフもびっくりだね。第3楽章もあくまでもロマンチックに締め括る。
なんというか、同時代のソ連作曲家の作品とはやや趣が異なっていて、後期ロマン派作品のようだ。先日の日記で書いたヴァインベルクやモソロフの曲にあったような「ショスタコっぽい部分」がほとんどない。
このCDも「当たり」だ。このシリーズ、いい!!
ログインしてコメントを確認・投稿する