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2017年10月19日23:05

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イザベルに ある曼荼羅/アントニオ・タブツキ

 サラザール独裁政権下で姿を消した一人の女性を探し求め、「私」は彷徨う…。やがて「私」自身も幽霊のような存在であることが明かされ、最後は白昼夢のような刹那の邂逅が閃き消えゆく。9つの円環と対話、その記憶だけが確かなものとして残る。どこか本朝の能楽めいて幽玄な、しかし不可思議な魅力に溢れる小説。
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