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2016年12月30日23:51

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ルビコン・ビーチ/スティーヴ・エリクソン

島田雅彦訳、ちくま文庫版。並行世界(?)の分断され、抑圧されたディストピア的アメリカを舞台に、幻の女を追う政治犯の男を起点として、さまざまなイメージが連なり、散乱していく。語り手も視点もくるくると入れ替わり、読んでいる方もくらくらと目くるめきながら、しかし頁を繰る指を止められない。 彼らが求め続けるのはなにものか?彼らを呼び続けるものはなにものか?セイレーンの歌、ルビコンの岸辺、秘められた数…。
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