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2015年12月24日18:09

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スター・ウォーズ フォースの覚醒

 立川の極上爆音上映で「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を観てまいりました。

 まだ未見の方も多いことでしょうから、当たり障りのないことだけ書きますね(何しろネタバレされたことで怒って銃で友達を脅しちゃったというアツい方がアメリカにはおられたようですから)。

 まずこの作品、「正統派アメリカ映画」として折り目正しく作られておりまして、そのことに感心しました。
  例えば、ヒロインのレイのキャラクター造型。まったく身寄りがなく、荒涼とした砂漠の惑星で廃品漁りをしつつもいじけることなく逞しく生きているってのがいいんですねえ。
 苦界に身を堕とすことなく、自分の技術と頭脳を頼みとし、誰にも媚びずへつらわず孤高の生き方を貫くその姿は「自助努力」を良しとするアメリカ人好みのキャラクターそのものなのではないでしょうか。
 メカの扱いが得意中の得意だという女性といえば、最近ですと「ナイト&デイ」のキャメロン・ディアスあたりが代表でしょうかね。


 また、本作におけるハン・ソロとレイアの関係が、どう見ても「夢ばっかりおいかけてるダメ親父と、一人で家と家族を守ってる肝っ玉母さん」なのが実におかしかったです。
こういうの、西部劇や音楽映画なんかでよく見かけるパターンですよね。いつかでっかく稼いでお前達に楽な暮らしをさせてやるぜ、なんてデカい口叩いてあっちこっちフラフラ放浪してる亭主を見限れず、なんだかんだ言いながらも片手にフライパン、片手にライフルという勇ましさで家族のリーダー役を務めるカミさん、ってなもんです。

 こういう鉄板パターンを臆面もなくやって見せているところに、古き佳きアメリカ映画の魂絶やすまじ、という心意気を感じてしまうのであります。
 物語そのものはあの第1作の焼き直し的ではありますが(と言うより、旧三部作全体の焼き直しか)、まあ、旧作の拡大再生産じゃないか、なんてヤボな批判はしますまい。どんな映画にしても、何らかの形で過去の作品の再生産をしてるんですからね。

 あと、どうでもいいことなんですが・・・。
 最高指導者スノークの登場シーンで宮下あきらの「魁!男塾」を思い出したのって、私だけでしょうか。
 漫画にしたら後ろに「ゴゴゴゴゴ」なんて擬音が入りそうで、おかしくてしかたがなかったのですが。
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