mixiユーザー(id:4550802)

2015年07月26日22:11

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逆行の夏/ジョン・ヴァ―リィ

 ヴァ―リィ傑作集・・・と銘打つだけあって粒ぞろいの短編集だが、どれも既出の短編集やアンソロジーに収録されたばかり、かつ傑作なだけにかえって記憶に残ってるので、そういう意味ではお得感の少ない一冊ではあった。一作くらいは本邦未訳の傑作とかなかったのか・・・まぁそれは巻末解説で紹介されてる、創元から出る予定の短編集に期待か。
 今読むと、SFガジェットが前面に出てこないタイプの「残像」が、むしろ人間性の変容、あるいは可能性を衝撃的に描いていると感じる。
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