Fate外伝小説。「レンタル・マギカ」の作者による、魔術ミステリ!Fateの世界観と、西洋魔術の薀蓄とを融合させて、超自然要素ありありのミステリ形式に落とし込む・・・難易度高いにも程がある作業だが、作者は見事にそれをやりおおせている。異形の城の見取り図あり(「館もの」のお約束!)、集められた魔術師たちのキャラの立ちよう、そしてFateにはかかせないあの人(?)が大立ち回りを魅せるラストシーンまで!唯一難を言うならば、この題材とキャラクターなら、この3倍くらいの分量があってもよかったんじゃないか、と思うくらいだが、それも十全に面白かったがゆえの繰り言である。
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