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日記一覧

ある晴れた日に第663回右翼共一味神水同心し一瀉千里に国を傾く植松が担当者でも施設では利用者たちは拒否ができない靴脱ぎて大統領に投げつけた記者もありけり邦人ならねど2021年1月3日の庭に生る夏蜜柑で作りしジャム食べ尽くしたりセイユーで買う

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照る日曇る日第1675回1954年に書かれた伝説の名著が、おなじ光文社から復刊されました。芸術は絶対に新しくなければならない、とか、「新しい」といわれればもう新しくないとか、芸術は自己回復のよろこびであるから、すべての人に解放されている、と

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音楽千夜一夜第488回名人カラヤンの1970年代の管弦楽曲を録音年代別に収録した88枚組のCDをやっとこさっとこ聴き終えたずら。誰のどんな曲でも彼がベリリンフィルで演奏すれば、並みの指揮者以上の仕上がりになるのは知れたことだが、世界各国の国

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照る日曇る日第1673、74回1)「びあんか、うたうら」颯爽とデビューを飾った第1歌集は、やはり只者の仕業とは思えない光彩陸離たる出来栄えである。「光線をおんがくのごと聴き分くるけものか良夜眼とぢゐる」で始まり、「すれちがふ風は元雅、能果てて

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コロナを懼れて上京を避けていたおらっちだったが、諸般の事情で3つの展覧会を速足で駆け巡ったのであった。1)新宿伊勢丹のセイ・ハシモト新作絵画展リーマン時代の上司が毎年このデパートで開催している個展で、例によって「巴里の細道」を描いたパステル

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2689〜981)蔵原惟繕監督の「憎いあンちくしょう」1962年、浅岡ルリ子、裕次郎主演の本邦初の青春ロードムービー。この頃の浅岡選手は可愛かったなあ。2)ピーター・ファレリー監督の「グリーンブック」黒人のピア

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第400回○義父の古希を祝う嫁のスピーチお父さま、古希おめでとうございます。お父さまは、昔から囲碁・将棋、ゴルフ、釣り、登山など、たくさんの趣味をお持ちですが、*1そこに突然新しいレパートリーが

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照る日曇る日第1672回「あんなに「ほしがっていたのに、もうこんな」「あんなにきれいにしたのに、もうこんな」「あんなにわらっていたのに、もうこんな」「あんなにないていたのに、もうこんな」というふうにして、決め打ちのシェーマで最期まで押し通す

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照る日曇る日第1671回先頃99歳で亡くなった作者の「最後の長編小説」だというので手に取ってみました。内容は主に河野多恵子と大庭みな子というビッグネームにまつわるあれやこれやで、知らない話が次々に飛び出してきて、面白いことは面白いのだが、これ

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1)県立神奈川近代文学館で「樋口一葉展」をみて次々に面白い出しものを繰りだして来る同館ですが、とうとう一葉をやってしまうというので、決死の覚悟で港の見える丘までやってまいりました。わりとオーソドックスな展示で、一族の来歴から一葉の個人史まで

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照る日曇る日第1670回本巻の最後で著者は、日米安保の解消とその対案、その対案実現のための戦略的方法として、憲法第9条を以下のように改定しようと呼びかける。「9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争

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照る日曇る日第1666回犬のジェイクが、「もぐろう海へ!」とかいうて、海に飛び込んで、イルカやウミガメや、ジュゴンなどの仲間と遊ぶ環境大切絵本だがあ、あんなに長いこともぐっていれば、溺れ死んでしまうのではなかろうか?         九十で

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照る日曇る日第1665回西條八十の「母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?」を思わせるプロットで、作者が好きなNYのセントラルパークで犬のジェイクの麦わら帽子が空高く舞い上がる。しかしなんで犬が帽子をかぶっているのだろう?それにしても夏

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照る日曇る日第1664回昨今の阿呆馬鹿クレーマーや右翼、国家主義者などによる筆禍事件を危惧して書かれた憂国?小説であろう。が、そもそも小説家である主人公が、「総務省文化局・文化文芸倫理向上委員会」の呼び出しに応じて、呼び出し日にJR線C駅改

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照る日曇る日第1663回「なぞは、みんなおれがとくさ」という黄色い蛇とか、「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ」、とか「家でも星でも砂漠でも、その美しいところは、目に見えないのさ」などと、金子みすゞか世阿弥の「秘すれば花」も

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第399回○喜寿のお祝いで本人のスピーチ本日は私の数えで七十七の祝いに駆けつけていただき、まことに恐縮の至りであります。実は私は2年前に家内に先立たれまして一時は日々暗澹たる思いに閉ざされ、悲嘆

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照る日曇る日第1662回全集の掉尾を飾る第五巻では、明治のはじめに下宿屋に同居する画学生の妹尾、政治書生の井上、医学生の野中の3人の若者が活躍する「閑中忙あり」の5本の連載が面白い。明治6年の横浜に全裸モデルになるラシャメンが実在したかどう

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2679〜881)コンラド・ウェンツキ監督の「地獄の中の戦場 ワルシャワ蜂起1944」独軍と戦い今度は「呪われた兵」としてソ連輩下のポーランド国軍と戦った悲愴な兵士たちの末路。その無惨な死後に子孫が勲章なんか貰

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○神奈川県立近代美術館葉山で「生誕110年香月泰男」展1)1931-49「逆光のなかのファンタジー」、2)1950-58「新たなる造形を求めて」3)1959-68「シベリア・シリーズの画家」4)1969-74「新たな展開の予感」の4部門を通じて125点の作品を集めた展覧会を見物

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照る日曇る日第1661回下巻では北斎の娘お栄にかなり光が当てられるようになり、其の十六の「火焔」では彼女の異様なまでの火事見物好きが描かれている。江戸のどこかで毎日のように起こっている火事を見に行かざるを得ない、見ればまるで原始人に戻ったよ

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照る日曇る日第1660回絵師、葛飾北斎とその娘栄を巡って、江戸の春夏秋冬はゆっくりと流れていく。北斎が美貌の女弟子とすッポンを喰う其の八「弟子」、陰陽師安倍清明お世界を思わせる其の九「鬼」などに魅かれる。が、其の十「人斬り」で弟子の善次郎と

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照る日曇る日第1659回シベリア流刑後、作者の人間を見る目はより鋭く、深くなった。本巻の「虐げられし人々」で登場するのは、悪の象徴のような「公爵」の姦計に踊らされるゆるふん作家の主人公とその恋人、そしてそれを取り巻く大勢の「虐げられし人々」

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照る日曇る日第1658回彰義隊に参加した、あるいは巻き込まれていった幕末の少年の末路を哀しみと愛おしさを籠めて1枚1枚描かれた「合葬」、赤穂浪士に殺戮される吉良屋敷の人々の視点から未曽有の「惨劇として描いた「吉良供養」、明治初期の版画師、井上

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照る日曇る日第1657回村岡由梨さんの詩集「揺れる花」を読んでいたら、突然この農村詩人の代表作を思い出したので、何十年振りかで読んでみました。これは海軍に志願して若くして戦死した新潟県黒条村の農家の三男が小学校を卒業したときに自分で編んだ詩

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蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第398回○還暦祝いでの本人のあいさつ本日は、皆々さまご多用中にも係わりませず、ある方などは遠路遥々ニュージーランドより小生の還暦の宴に駆けつけていただきまして、お礼の申し上げようもございません

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鎌倉の3つの展覧会ずら
2021年11月06日07:04

蝶人物見遊山記第334回&鎌倉ちょっと不思議な物語第423回1)鏑木清方記念美術館で「秋冬の情趣、清方のことば」展コロナで長らくご無沙汰していた清方を、誰ひとり観客のいない美術館、というても画家の旧居なのだが、で、ざっと見物する。普段は見る

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照る日曇る日第1656回加藤選手は「アメリカの影」という、わが旧友戸田ツトムが装丁した評論集でこの渡世にデビューしたが、その前の国会図書館勤務時代に、大学ノートに中原中也論(同僚の門君にそれを見せたが、結局出版されなかった)を殴り書きしてい

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照る日曇る日第1655回読みだせばただちに江戸時代の人と化してしまう杉浦選手の全集第1巻は、お馴染み吉原の巻だす。「三寒四温」から「青楼夜話」まで19の短編が並んでいるが、やはりおもくろいのは、表題の下に4作まとめられた「二つ枕」でしょうかあね

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西暦2021年神無月蝶人狂言綺語テル&バガテル―そんな私のここだけの話第397回月金まで大和市の施設にいる長男が泣きつくので、台風を冒して正午過ぎに妻の運転で鎌倉を出発し、息子をピックアップするのだが、3人無事に帰りつくことができるのだろう

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ある晴れた日に第662回なにゆえに台風なんかがやって来る多事多難な金曜日になにゆえになかなか男と一緒になれない天皇制の縛りがあるからなにゆえにそれなりの教養もありながら排外思想にかぶれていくなにゆえに老壮青が大臣になる自民党の腐れ在庫なにゆ

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