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日記一覧
- [小説]八大龍王伝説 【３４６ クルックス討伐戦（一） 〜開戦〜】
- 2014年12月27日18:40
八大龍王伝説【３４６ クルックス討伐戦（一） 〜開戦〜】〔本編〕「今回のクルックス『共和の四主』の討伐は六将のうち、銀狼将軍ドンク殿、碧牛将軍ボンドロートン殿、そして黒蛇将軍のグロイアス殿に遠征していただく」 ザッドは続ける。「それぞれの
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３４５ 新たな火種】
- 2014年12月20日08:56
八大龍王伝説【３４５ 新たな火種】〔本編〕「敵に対して残忍な点は父親譲り……。いや父親――ベグッシュロス以上であろう。しかし、猛将としての能力は折り紙つきだ」 グラフが続ける。「実際に龍王暦一〇五〇年のソルトルムンク聖王国が滅びた後の、大
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３４４ 狂い獅子】
- 2014年12月13日16:19
八大龍王伝説【３４４ 狂い獅子】〔本編〕「ご存知なのですが？ グラフ将軍は新将軍の二人を……。グラフ将軍が六将候補に推薦した私――ノイヤールを外してまで、将軍についた者ですが、ここにいるドンクもエアフェーベンもスツールもボンド何がしかとか
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３４３ 六将出揃う】
- 2014年12月06日09:49
八大龍王伝説【３４３ 六将出揃う】〔本編〕「確かにハリマ殿のおっしゃるとおり……、さらに決まっている四将のうち、マクスールとドンクは元々三将軍であったため、皆が知っておりますが、残りの二人――エアフェーベンとグロイアスについては名前さえ知
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３４２ アトン会談（後）】
- 2014年11月29日21:39
八大龍王伝説【３４２ アトン会談（後）】〔本編〕「続いて、昨年の一月一五日のバルナート帝國船団二万の進行を皮切りに、同月の一八日にジュリス王国の船団が一万合流し、さらに同月の二二日にミケルクスド國の船団一万が合流しました。 行く先はヴェル
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３４１ アトン会談（中）】
- 2014年11月22日05:57
八大龍王伝説【３４１ アトン会談（中）】〔本編〕「昇位式とは、聖王国のジュルリフォン聖王の『エンペラー』への昇位（クラスアップ）の儀式のことです。『エンペラー』は皆様、ご存知のように支配階級である王や帝王の最終段階（トップランク）であり、
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３４０ アトン会談（前）】
- 2014年11月15日09:00
八大龍王伝説【３４０ アトン会談（前）】〔本編〕「さすがは兄上。しかしそうなった以上、ユングフラは兄上のお命が心配です。ザッドという者、黒宰相というだけあって、暗殺といった卑劣な形で、兄上を除こうとするやも知れません」「その心配は、今まで
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３９ 三國合同軍事干渉】
- 2014年11月08日08:38
八大龍王伝説【３３９ 三國合同軍事干渉】〔本編〕 龍王暦一〇五四年一月二〇日。ヴェルト大陸西の小国ミケルクスド國。その國の首都であり王城でもあるイーゲル･ファンタムの中央の城の前に一万の兵が集結していた。 そして、その城の三階部分にあたる
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３８ 新ナゾレク地方長官】
- 2014年11月01日04:07
八大龍王伝説【３３８ 新ナゾレク地方長官】〔本編〕 とにかく、このような数々の企てが同時並行されながら、龍王暦一〇五四年の正月を迎えるわけだが、この年の初めにそれまで検討された事項に比べたらほんの些細な事柄も決まったのである。 人和将軍ド
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３７ 六将制度（後）】
- 2014年10月25日11:16
八大龍王伝説【３３７ 六将制度（後）】〔本編〕 七國全てと国境を接している当時のソルトルムンク聖王国において、東西南北全ての国境が戦場でありました。それ故、将軍が全ての戦場に出払っているなどの現象がしばしば起こり、そのような時に新たな敵が
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３６ 六将制度（前）】
- 2014年10月18日09:29
八大龍王伝説【３３６ 六将制度（前）】〔本編〕「第一がゴンク帝國の件。第二がクルックス共和国の件。しかして次はなんであろうかの宰相殿」この集まりの中で最年長の歴史編纂担当の大臣がザッドに質問をした。 この大臣職は一種の名誉職であって、ほと
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３５ ゴンク帝國とクルックス共和国】
- 2014年10月11日08:32
八大龍王伝説【３３５ ゴンク帝國とクルックス共和国】〔本編〕 バルディアーサー処刑後、三日目の同年七月二日に、ゴンク帝國の復活に関する事項が、ソルトルムンク聖王国宰相ザッドの口より発表された。「ゴンク帝國は、龍王暦一〇五三年七月一九日をも
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３４ 黒い密約】
- 2014年10月04日04:52
八大龍王伝説【３３４ 黒い密約】〔本編〕 さて、バルナート、ミケルクスド、ジュリスの三國の連合軍十万が、それぞれの地へ帰還を始めた際、ザッドとその取り巻きの者数名は、その連合軍に付き従ってバルナート帝國の帝都であり王城であるドメルス･ラグ
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３３ ザッドの脅威】
- 2014年09月27日22:12
八大龍王伝説【３３３ ザッドの脅威】〔本編〕 遡ること五年以上前の龍王暦一〇五三年二月五日。 シェーレ率いる四千の聖王国軍に敗れたカルガス國残党一万は、元カルガス國の首都であったナゾレク･エクサーズより全軍を撤退させた。 このことについて
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３２ 天界から地上へ】
- 2014年09月20日21:44
八大龍王伝説【３３２ 天界から地上へ】〔本編〕「ところで翁殿！」「はい何でしょうか？ バツナンダ様」 バツナンダはここで重要な一事（いちじ）について、領主のイチリに尋ねた。「今日は何日なのだ？」「……」 イチリは一瞬、躊躇したが隠しおおせ
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３１ 影矢】
- 2014年09月13日08:31
八大龍王伝説【３３１ 影矢】〔本編〕 深緑の矢の脅威は去った。 その矢の性質を分かった以上、バツナンダは再び、白翼神イカルルの伝説の武器――細身の剣を両手に持った鎧の破片より作り出し、アナバタツタに向かって迫った。 バツナンダの騎乗するワ
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３３０ 重い矢】
- 2014年09月06日10:06
八大龍王伝説【３３０ 重い矢】〔本編〕 それを知っているバツナンダからすれば、当然、矢は六種類存在することになる。 矢の性質は、それぞれの龍王の特徴を有しているとはいっても、アナバタツタ自身の能力がアレンジされるので、事前にどのような性質
- 【宣伝】八大龍王伝説言の葉（ことのは）集
- 2014年08月23日10:27
ちょっと思いついて作ってみました。 八大龍王伝説の宣伝用です 3分程度で読めますので、お付き合いいただけたら幸いです八大龍王伝説言の葉集・ナンダ龍王「我はバルナート帝國四神兵団の一つ朱雀騎士団の軍団長でナンダという。聖王国には気概のある勇
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２８ 次戦の相手】
- 2014年08月23日00:59
八大龍王伝説【３２８ 次戦の相手】〔本編〕「ご安心なさい。シャカラ殿。次はもっと楽しめると思いますよ」マナシの声が闘技場に響いた。 その言の葉が終わる前に、白銀の神龍（ロン）であるブュロスの頭部だけが、闘技場の中央部の空間にポンと現れた。
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２７ 木偶�供曄�
- 2014年08月16日09:22
八大龍王伝説【３２７ 木偶�供曄緬槓圈諭箸靴�し……。シャカラにも突破口はないはず！” マナシの判断はそこにあった。 マナシはこの第一戦で勝ちは考えていないのである。第一戦で引き分けである以上、必ず第三戦の自分との戦いに持ち込まれると信じて
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２６ 木偶�機�
- 2014年08月09日12:23
八大龍王伝説【３２６ 木偶�機曄緬槓圈諭屬修里いい屬蠅世函帖帖Ｂ召離譽戰襪量鹹蠅浪鮟�できるようないいぶりに聞こえるが……」「ああ〜。わらわの手にかかれば、この書以外の約定は、時間の長短はあれど解除することはできる。しかしこの書だけはどうし
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２５ 四龍王】
- 2014年08月08日17:15
八大龍王伝説【３２５ 四龍王】〔本編〕「ワシュウキツ様！ しっかりなすって下さい！！」 レナはワシュウキツが乗ると、すぐにワシュウキツに御者台を替わってもらい、自分は治癒の魔術に専念をしていた。 しかし、ホルンヘルムは呪いでも帯びているの
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２４ 黒き角――ホルンヘルム】
- 2014年08月03日12:30
八大龍王伝説【３２４ 黒き角――ホルンヘルム】〔本編〕「レナ様！ 我らの希望をお聞きいただけないでしょうか？」ワシュウキツの乗り物である戦車の四頭立てのバハムート（巨龍）の一頭が発した言葉であった。「どうかいたしましたか？ バハムート様」
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２３ 漆黒の戦術眼】
- 2014年07月27日01:34
八大龍王伝説【３２３ 漆黒の戦術眼】〔本編〕 トクシャカが一歩も足を引かない以上、ワシュウキツとしても踏み込んで緑龍刀を振るうわけにはいかなかった。 なぜなら、前にも語ったと思うが、ワシュウキツの緑龍刀は柄を含めた長さが三メートルあるので
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２２ 褐色の美女】
- 2014年07月20日02:47
八大龍王伝説【３２２ 褐色の美女】〔本編〕 そして次の瞬間。 バツナンダの細身の剣を握った右手が、自身の後方に向け大きく振った。剣先はたゆむようにしなった。「カーン！」 そして軽い音と共に、細身の剣先は、バツナンダの背中に迫った蒼い矢を迎
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２１ 細身の剣】
- 2014年07月13日19:32
八大龍王伝説【３２１ 細身の剣】〔本編〕「アナバタツタからのリアクションはともかく、シャカラから予定日数からまる一日経過しても、なんのアクションもないのはおかしい！ ……やはり、マナシが待ち伏せしていたのであろうか？」 バツナンダは最悪の
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３２０ 流星の大筒】
- 2014年07月06日02:41
八大龍王伝説【３２０ 流星の大筒】〔本編〕「それでは最初の戦士を召喚しよう」マナシの声がする。 その声に呼応するように、一人の黒い戦士がマナシの闘技場に現れた。「徳叉迦（トクシャカ）龍王！！」さすがのシャカラもその人物の出現に驚いた。「そ
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３１９ 咒と印】
- 2014年06月29日03:00
八大龍王伝説【３１９ 咒と印】〔本編〕 一瞬のことであった。 しかし、シャカラの長斧の一撃は空（くう）を泳いだ。 マナシの実体が消え失せたのである。「瞬間移動か！」シャカラの呟き。「そうじゃ」背後から声が聞こえ、先程と一切同じいでたち――
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３１８ 摩那斯龍王現る】
- 2014年06月21日08:06
八大龍王伝説【３１８ 摩那斯龍王現る】〔本編〕 話は遡る。 龍王暦一〇五二年十月日午前五時（約十月六日）。天界をシャカラは、ワイヴァーンに騎乗し一人滑空していた。 バツナンダとの天山への二正面攻撃の裏にあたる正面側にもう一歩まで近づいた距
- 〔小説〕八大龍王伝説 【３１７ 反乱と帝國（九） 〜三精女〜】
- 2014年06月14日02:02
八大龍王伝説【３１７ 反乱と帝國（九） 〜三精女〜】〔本編〕 シェーレは、特殊部隊を有している。 シェーレウィヒトライン――別名『シェーレの妖精たち』である。 シェーレウィヒトラインは十三歳から十七歳までのシェーレが選んだ少女たちで、シェ
