八大龍王伝説【３５２　クルックス討伐戦（七）　〜林の四臣〜】〔本編〕「待たせたな。ネム殿」　同日（龍王暦一〇五五年四月九日）の午後二時過ぎ、ネムの控えている会談の間に林の麗姫とその家臣二十人ほどが登場した。　ネムが会談の間に通されて三十分

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　八大龍王伝説【３５１　クルックス討伐戦（六）　〜ナゾレクの使者〜】〔本編〕　そして、北のゲレティヒカイト高原と南のゲゲル城での、聖王国軍と共和の四主軍が実質的に戦っている翌四月九日。　元クルックス共和国の首都であるスピュアリューア･ユスィ

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　八大龍王伝説【３５０　クルックス討伐戦（五）　〜戦局〜】〔本編〕「何かの間違いではないのか？！　炎の童子ともあろう者が容易く死ぬとは考えられぬ」「そうだ！　山の導師の言われるとおりだ！　そんな簡単に炎の童子が死ぬわけがない！！」「しかし事

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　八大龍王伝説【３４９　クルックス討伐戦（四）　〜黒蛇の霧〜】〔本編〕「村や町を包囲した黒蛇軍は、直径一メートルの鉄球をいくつも戦車に乗せて運んでいましたが、そのうちの四つを村や町の東西南北の四方に設置し、火を起こし熱し始めました。数分もす

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　八大龍王伝説【３４８　クルックス討伐戦（三）　〜恐怖の碧牛軍〜】〔本編〕　そして、それからまる一日の三月一七日午後二時過ぎ、北西からものすごい砂煙があがり、二万に近い碧牛軍が、全速力でトロイ城に向かってかけていた。　碧牛の軍には、騎兵が編

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