どんな時代や異国を描いてもどこか現代的な軽やかさが残るのは、この作家の欠点というよりは美質であろう。死後の世界とおぼしき奇妙な閉鎖世界を描く表題作といい、流刑・監禁のテーマが共通する短編集。そのテーマの扱い方も通り一遍のものでなく、悲惨な
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