mixiユーザー(id:1040600)
2014年01月17日20:47
87 view
■順不同(10) / 「第６章」再読 (3)
●2014年01月17日 (金) 晴れ
▼きょう、歯医者に行った。
行った帰り、妙法寺駅に下る坂道で、真正面に
見える高取山の左側に、大きな黄色い満月が出ていた。
喫茶店で、持って来ていた「本」を読んだ。
閉店の１０分前、７時５０分に店を出た。
リファーレから椿谷公園の階段を上っていく手前で、
もう一度、高取山の方角を見た。
水面に薄墨を流したように、灰色や白や黒いうっすらとした雲が
透かしたように浮いていて、そのうっすらとした雲の後ろから
白い満月が見えた。
▼１９年前の今宵の空に、満月がかかっていて、それを見ていた
人たちがいた。
一日遅れの晩、本山小学校のグランドで焚火を囲みながら
私も見たはずなのに、月明かりが校舎を白く照らしている
光景を覚えているだけで、空にかかっていたのが、満月だったのか、
どうか、不思議なことに覚えていない。
▼「ルサンチマン」、それがよくないのは、その感情が自分をも
つぶすからである。
「ルサンチマン」と呼ばれる、どこにも持っていけない、やり場の
ない感情は、それが「ひがみ」や「ねたみ」や「怒り」に結び付くと、
必ず、自分を腐らせる。
自分を腐らせないためには、この感情をどうにかして、ねじ伏せるか、
飼いならすか、あるいは、昇華させねばならない。
▼「ちくしょう！」と思う気持ちは、恨みであろう。
これも「ルサンチマン」のひとつである。
「第６章」再読、で私は自分の考えに誤りがないのか、もう一度
読み返し、考えてみたいと思った。
そして、できれば、その考えをいくらかでも自分のために、
深くしたいと思った。
阪神淡路大震災から、１９年目のきょう、ＮＨＫ・ＴＶ関西版では、
震災復興住宅でひきこもったまま、孤独死する人の話をしていた。
私ならどうするだろうか。
６８歳にもなり、あとは死ぬだけと思っている私なので、
もう外に出るのがいやになったら、家の中で、引きこもって
静かに死んでいきたい、とやっぱり思うだろうと、思った。
▼けれども、まだ生きなければならない人がいる。
その人たちに、私と同じことは当てはまらない。
「ニュース９」のトップは、浜松の「ノロ・ウィルス」。
「元日本兵小野田寛郎さん死去」、「人工降雪技術」。
そのあと「阪神淡路大震災１９年」。
内容は、あのときに負った「金属破断」の問題で
「心の破断」ではなかった。
・http://
そんなものだろうと思う。
決して、人に期待してはいけない。
▼ニュースは次々に流れ、ローカル・ニュースになる。
あの、金属破断テストの巨大実験装置(これも震災の置き土産だが)の
ある「三木市」の、協同学苑にほど近い「緑ヶ丘中学校」の話だ。
このニュースの「続報」をやっていた。
兵庫県三木市立緑が丘中学校で１年の男子生徒（１２）が
校舎から転落死した問題で、生徒は体育の授業を終えた後、
靴を履かずに校舎に上がったり、意味の分からない返答を
したりしていたことが市教育委員会などの調査で分かった。
三木署は、生徒が高熱を出し、その影響による異常行動で
転落した可能性もあるとみて調べている。
▼そうかも知れない。
しかし、死なないためには、「ちくしょう！」と思うことで、
その「ルサンチマン」の感情だけが、かろうじて、生きる支えに
なることもある。
-------------------------------------------------------------------
★ナラトさん担当の「日記」
▼『順不同』シリーズ (What's new： 2014/01/17)
2014年01月17日 ■順不同(10) / 「第６章」再読 (3)
2014年01月16日 ■順不同(09) / 「第６章」再読 (2)
2014年01月11日 ■順不同(08) / 「第６章」再読 (1)
2014年01月09日 ■順不同(07) / 「チェック」への返事
2014年01月01日 ■順不同(06) / 10年目の「元日の夜」
2013年12月28日 ■順不同(05) / 命日と八王子
2013年12月27日 ■順不同(04) / 「ソクラテスの哲学」
2013年12月26日 ■順不同(03) / 「老後初心不可忘」
2013年12月24日 ■順不同(02) / クリスマス
2013年12月23日 ■順不同(01) / 高取山 山頂を望遠
-------------------------------------------------------------------
★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『獺狐余話』シリーズ (What's new： 2014/01/09)
2014年01月09日 ■獺狐余話(9) 「エールを送る(2) / 里中哲彦」
2014年01月05日 ■獺狐余話(8) 「エールを送る(1) / 保坂和志」
2013年12月30日 ■獺狐余話(7) 「あと千回の晩飯 (3) / 死と後悔」
2013年12月25日 ■獺狐余話(6) 「あと千回の晩飯 (2) / キツネの寿命」
2013年12月23日 ■獺狐余話(5) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月22日 ■獺狐余話(4) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月19日 ■獺狐余話(3) 「あと千回の晩飯 (1)」
2013年12月19日 ■獺狐余話(2) 「余話と夜話」
2013年12月18日 ■獺狐余話(1) 「もしもし きつねくまぞう です」
-------------------------------------------------------------------
★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『狐思庵日乗』シリーズ (What's new： 2014/01/15)
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(9)」「西神中央」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(8)」 コメントへの返事
2014年01月14日 ■「狐思庵日乗(7)」「三宮」紀行
2014年01月12日 ■「狐思庵日乗(6)」 只今、午前２時
2014年01月10日 ■「狐思庵日乗(5)」 「十日えびす」紀行
2014年01月08日 ■「狐思庵日乗(4)」 協同学苑紀行
2014年01月06日 ■「狐思庵日乗(3)」 クリーム シチュウ
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(2)」 三が日終わる
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(1)」 初日から寝過す
-------------------------------------------------------------------
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
▼「音楽掲示板」案内
―― " Music is Love in search of a word. " ―――――――――――
「音楽掲示板」
「きょうの一曲！」
「きょうの一曲！号外」
「もっと音楽を！」
「ＢＧＭチャンネル」 
/
/
/
/
/
/
――――――――――――――――――――――――――――――――
■yahoo案内
「what's new」「yahooブログ」「ジオログ」「 音楽掲示板」「詩人インデクス」
――――――――――――――――――――――――――――――――
▼きょう、歯医者に行った。
行った帰り、妙法寺駅に下る坂道で、真正面に
見える高取山の左側に、大きな黄色い満月が出ていた。
喫茶店で、持って来ていた「本」を読んだ。
閉店の１０分前、７時５０分に店を出た。
リファーレから椿谷公園の階段を上っていく手前で、
もう一度、高取山の方角を見た。
水面に薄墨を流したように、灰色や白や黒いうっすらとした雲が
透かしたように浮いていて、そのうっすらとした雲の後ろから
白い満月が見えた。
▼１９年前の今宵の空に、満月がかかっていて、それを見ていた
人たちがいた。
一日遅れの晩、本山小学校のグランドで焚火を囲みながら
私も見たはずなのに、月明かりが校舎を白く照らしている
光景を覚えているだけで、空にかかっていたのが、満月だったのか、
どうか、不思議なことに覚えていない。
▼「ルサンチマン」、それがよくないのは、その感情が自分をも
つぶすからである。
「ルサンチマン」と呼ばれる、どこにも持っていけない、やり場の
ない感情は、それが「ひがみ」や「ねたみ」や「怒り」に結び付くと、
必ず、自分を腐らせる。
自分を腐らせないためには、この感情をどうにかして、ねじ伏せるか、
飼いならすか、あるいは、昇華させねばならない。
▼「ちくしょう！」と思う気持ちは、恨みであろう。
これも「ルサンチマン」のひとつである。
「第６章」再読、で私は自分の考えに誤りがないのか、もう一度
読み返し、考えてみたいと思った。
そして、できれば、その考えをいくらかでも自分のために、
深くしたいと思った。
阪神淡路大震災から、１９年目のきょう、ＮＨＫ・ＴＶ関西版では、
震災復興住宅でひきこもったまま、孤独死する人の話をしていた。
私ならどうするだろうか。
６８歳にもなり、あとは死ぬだけと思っている私なので、
もう外に出るのがいやになったら、家の中で、引きこもって
静かに死んでいきたい、とやっぱり思うだろうと、思った。
▼けれども、まだ生きなければならない人がいる。
その人たちに、私と同じことは当てはまらない。
「ニュース９」のトップは、浜松の「ノロ・ウィルス」。
「元日本兵小野田寛郎さん死去」、「人工降雪技術」。
そのあと「阪神淡路大震災１９年」。
内容は、あのときに負った「金属破断」の問題で
「心の破断」ではなかった。
・http://
そんなものだろうと思う。
決して、人に期待してはいけない。
▼ニュースは次々に流れ、ローカル・ニュースになる。
あの、金属破断テストの巨大実験装置(これも震災の置き土産だが)の
ある「三木市」の、協同学苑にほど近い「緑ヶ丘中学校」の話だ。
このニュースの「続報」をやっていた。
兵庫県三木市立緑が丘中学校で１年の男子生徒（１２）が
校舎から転落死した問題で、生徒は体育の授業を終えた後、
靴を履かずに校舎に上がったり、意味の分からない返答を
したりしていたことが市教育委員会などの調査で分かった。
三木署は、生徒が高熱を出し、その影響による異常行動で
転落した可能性もあるとみて調べている。
▼そうかも知れない。
しかし、死なないためには、「ちくしょう！」と思うことで、
その「ルサンチマン」の感情だけが、かろうじて、生きる支えに
なることもある。
-------------------------------------------------------------------
★ナラトさん担当の「日記」
▼『順不同』シリーズ (What's new： 2014/01/17)
2014年01月17日 ■順不同(10) / 「第６章」再読 (3)
2014年01月16日 ■順不同(09) / 「第６章」再読 (2)
2014年01月11日 ■順不同(08) / 「第６章」再読 (1)
2014年01月09日 ■順不同(07) / 「チェック」への返事
2014年01月01日 ■順不同(06) / 10年目の「元日の夜」
2013年12月28日 ■順不同(05) / 命日と八王子
2013年12月27日 ■順不同(04) / 「ソクラテスの哲学」
2013年12月26日 ■順不同(03) / 「老後初心不可忘」
2013年12月24日 ■順不同(02) / クリスマス
2013年12月23日 ■順不同(01) / 高取山 山頂を望遠
-------------------------------------------------------------------
★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『獺狐余話』シリーズ (What's new： 2014/01/09)
2014年01月09日 ■獺狐余話(9) 「エールを送る(2) / 里中哲彦」
2014年01月05日 ■獺狐余話(8) 「エールを送る(1) / 保坂和志」
2013年12月30日 ■獺狐余話(7) 「あと千回の晩飯 (3) / 死と後悔」
2013年12月25日 ■獺狐余話(6) 「あと千回の晩飯 (2) / キツネの寿命」
2013年12月23日 ■獺狐余話(5) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月22日 ■獺狐余話(4) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月19日 ■獺狐余話(3) 「あと千回の晩飯 (1)」
2013年12月19日 ■獺狐余話(2) 「余話と夜話」
2013年12月18日 ■獺狐余話(1) 「もしもし きつねくまぞう です」
-------------------------------------------------------------------
★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『狐思庵日乗』シリーズ (What's new： 2014/01/15)
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(9)」「西神中央」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(8)」 コメントへの返事
2014年01月14日 ■「狐思庵日乗(7)」「三宮」紀行
2014年01月12日 ■「狐思庵日乗(6)」 只今、午前２時
2014年01月10日 ■「狐思庵日乗(5)」 「十日えびす」紀行
2014年01月08日 ■「狐思庵日乗(4)」 協同学苑紀行
2014年01月06日 ■「狐思庵日乗(3)」 クリーム シチュウ
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(2)」 三が日終わる
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(1)」 初日から寝過す
-------------------------------------------------------------------
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
▼「音楽掲示板」案内
―― " Music is Love in search of a word. " ―――――――――――
「音楽掲示板」
「きょうの一曲！」
「きょうの一曲！号外」
「もっと音楽を！」
「ＢＧＭチャンネル」 //////
――――――――――――――――――――――――――――――――
■yahoo案内
「what's new」「yahooブログ」「ジオログ」「 音楽掲示板」「詩人インデクス」
――――――――――――――――――――――――――――――――
0
0
ログインしてコメントを確認・投稿する