TRACEー「Trace」
オランダのキーボード・トリオの1974年発表のデビュー作。
ロックのキーボード・プレイヤーで最もスターだったのはキース・エマーソン
でしょうが、テクニックだけなら彼をも上回るほどの実力の持ち主、
リック・ヴァン・ダー・リンデンが率いていたバンドです。
ドラムは、元フォーカスのピエール・ヴァン・ダー・リンデン。
ベーシストがギターも兼ねていたのもELPと同じです。
トレースと言えば、ドラムにイアン・モズレーが参加したセカンドの
「鳥人王国」が代表作に挙げられる事が多いです。
まぁ、なんだかんだ言っても隙のない名作であるのは間違いありません。
ただ、このゴツゴツした感触のファーストがあまりに語られないのは
もったいないなぁと思う訳です。
リックは縦横無尽に弾きまくり、ピエールはジミヘンと組んでいた頃の
ミッチ・ミッチェルの様に真正面から対決する様なドラミングを披露して
います。
例えれば、「鳥人王国」が「恐怖の頭脳改革」でこのアルバムが「タルカス」
みたいな感じと言えば分かりやすいでしょうかね。
完成度や楽曲の良さなら「鳥人王国」なんですが、猪突猛進的な勢いが
すざまじい作品は正にキーボード・ロックで捨てがたい魅力があるのです。
TRACEーTrace
https://www.youtube.com/watch?v=7re8_gDZOFI&t=1337s
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