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2022年07月30日21:43

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ストロング小林さん追悼(205)

76年新日本プロレス「第3回ワールド・リーグ戦」後半戦、5月11日、東京体育館での優勝決定戦進出を賭けて連日激しい星の潰し合いが展開されています。

第19戦、4月24日、愛媛県川之江市(現在の四国中央市)体育館(観衆1,200人発表)大会。前日23日、岡山武道館で決勝進出最有力候補の本命・ペドロ・モラレスに敗れ絶望とも言える3敗目を喫した坂口征二はセミ前でこの日凱旋帰国2シリーズ目の木戸修と対戦、11分50秒、片エビ固めで勝ち9戦(1不戦勝)6勝3敗。木戸は10戦4勝6敗。

タワーリング・インフェルノとブッチャー・バションの外国人対決は4分12秒、体固めでインフェルノの勝利に終わり、永源遙とケン・マンテルの公式戦は10分55秒、永源が逆エビ固めでギブアップ勝ちを収めました。

ストロング小林はセミファイナルでビクター・リベラと公式戦外の通常のシングルマッチ45分1本勝負を行い、12分1秒、逆エビ固めでS小林がギブアップで勝っています。

メインイベントは猪木とマサ齋藤がタッグを組んでモラレス&ラウル・マタ組と対戦、1本目は14分21秒、M齋藤がマタをアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップさせて先制、2本目は2分5秒、外国人組の反則勝ち、決勝の3本目は3分14秒、猪木がマタをアバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせて2−1で猪木&M齋藤組が勝ちました。

第20戦、4月26日、大分県営体育館(観衆3,300人超満員発表)大会。S小林はセミファイナルの公式戦でキラー・カール・クラップと対戦、試合を圧倒的優勢に進めましたが、とどめとばかりに放ったロープ越しのブレーンバスターをクラップが担がれながらトップロープを掴んだ為、S小林はバランスを崩して転倒。そのままクラップが上になり、14分56秒、体固めでクラップのフォール勝ち。カウント2でS小林は右足をサードロープに掛けましたがレフェリーが見落として判定は覆らず。

これまで全勝で来たS小林でしたがクラップの狡猾な戦術にしてやられ8戦(1不戦勝)7勝1敗と土がつきました。クラップは7戦7勝の全勝。この日の公式戦はこの1試合のみ。

大分大会メインイベントは猪木&木戸組vsモラレス&マンテル組。1本目は9分12秒、木戸がマンテルを体固め、2本目は13分49秒、マンテルが木戸を体固め、決勝の3本目は4分20秒、猪木が弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)でマンテルをギブアップさせて2−1で猪木&木戸組が勝利を飾りました。

第21戦、4月27日、宮崎県都城市体育館(観衆3,500人超満員発表)大会。S小林はメインイベントで坂口との北米タッグ王者コンビでクラップ&マンテル組と対戦、4月3日長野大会と同一カード。1本目は17分35秒、S小林がクラップに反則勝ち、2本目は8分14秒、S小林がマンテルを体固めで破り2−0で坂口&S小林組のストレート勝ち。

猪木はセミファイナルでリベラとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、8分2秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせました。

公式戦はモラレスは永源を7分46秒、体固めで破り7戦全勝。Tインフェルノvsマタの外国人対決は10分36秒、カナディアン・バックブリーカーでインフェルノがギブアップ勝ちし、M齋藤と木戸の実力者同士の闘いは9分40秒、体固めでM齋藤がフォール勝ち。M齋藤は8戦5勝(1不戦勝)3敗です。木戸は11戦4勝7敗。

第22戦は4月28日、鹿児島県隼人町(現在の霧島市隼人町)体育館(観衆3,000人超満員発表)大会。公式戦はモラレスがBバションを9分32秒、体固めで降して8戦8勝(1不戦勝)、リベラは永源を10分6秒、片エビ固めで破り8戦6勝(1不戦勝)2敗とまだ優勝決定戦進出の望みが残されました。

第23戦、4月29日、佐賀スポーツセンター(観衆3,500人超満員発表)大会。公式戦で波乱が起きました。7戦全勝のクラップが星野勘太郎との一戦で9分19秒、回転エビ固めにフォール負け。前年山本小鉄がやった大仕事は途中棄権の小鉄に代わり、ヤマハ・ブラザーズの相方星野がやってのけました。クラップは8戦7勝1敗。

M齋藤はマタとの公式戦、10分48秒、体固めでフォール勝ちし9戦6勝(1不戦勝)3敗です。

この日のメインイベント猪木&S小林組のニュー・ゴールデンコンビが登場、モラレス&マンテル組と対戦しました。1本目は17分44秒、日本組の反則勝ち、2本目は5分37秒、S小林がマンテルをカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせて2−0のストレートで猪木&S小林組が完勝しています。

第24戦、4月30日、北九州市小倉区三萩野体育館(テレビ生中継、観衆3,600人超満員発表)大会。メインイベントは今シリーズ2度目となる猪木とクラップのシングルマッチ60分1本勝負。13分45秒、逆さ押さえ込みで猪木がフォール勝ち。試合途中で放送時間は終了し、フィニッシュまでは放送されず。

セミファイナルの公式戦、坂口とM齋藤の「明大同期の桜」対決、過去2回大会は坂口のフォール勝ち。リーグならではの組み合わせは9分59秒、坂口がリングアウト勝ちを収めて10戦(1不戦勝)7勝3敗と優勝決定戦進出に首の皮一枚可能性を残しています。M斎藤は戦10戦6勝(1不戦勝)4敗で、優勝争いからは脱落。

セミ前は1敗のS小林と2敗のリベラの公式戦、試合は優勢に試合を進めたS小林でしたが、一瞬のスキをついたリベラの後方回転エビ固めが決まり、16分27秒、カウント3でよもやの連敗。今シリーズ、通常のシングル、タッグマッチではフォール、ギブアップを奪っている分のいいS小林でしたが肝心の公式戦でしてやられました。

S小林、リベラ共に9戦(1不戦勝)7勝2敗となりました。テレビ中継はこの3試合。他の公式戦、木戸と永源の同門対決は12分22秒、回転エビ固めで先輩永源を破り、海外武者修行の成果を見せました。

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