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2022年07月28日11:19

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ストロング小林さん追悼(203)

76年新日本プロレス「第3回ワールド・リーグ戦」第8戦は4月10日、千葉県市原市臨海体育館(観衆2,500人満員発表)大会。公式戦は坂口征二とビクター・リベラが対戦し8分52秒、片エビ固めで坂口が勝って初白星。

山本小鉄と木戸修の公式戦は12分40秒、アーム・ブリッジ・ホールド(羽根折り腕固め)で後輩の木戸が勝利。木戸は3戦3勝。小鉄は永源遙に次いで後輩に2連敗。このアームバー・ホールドの写真がないのでどんな技かは不明ですが、恐らく翌77年3月の「第4回ワールド・リーグ戦」に凱旋帰国した吉田光雄(長州力)が帰国第1戦のロベルト・ソト戦でギブアップ勝ちを奪ったリバース・チキンウイングと類似した技ではないかと推測します。

ケン・マンテルとラウル・マタの外国人同士の公式戦は11分31秒、マンテルが体固めでフォール勝ち。

新日本プロレスの巡業は関東甲信越から東北へ。第9戦、4月11日、福島県郡山市総合体育館(観衆4,200人超満員発表)大会、ストロング小林は永源との公式戦で7分51秒、体固めで勝利し3戦3勝、ブッチャー・バションとマンテルの外国人同士の公式は6分49秒、片エビ固めで体重で優るBバションがフォール勝ち。

第10戦、4月12日、山形県鶴岡市体育館(観衆2,800人満員発表)大会、S小林はメインイベントで小鉄とタッグを組みモラレス&マンテル組と対戦、1本目は14分37秒、マンテルが小鉄を体固め、2本目は3分59秒、モラレスが小鉄を体固めに決めて、小鉄が2本取られて2−0のストレート負け。

第2戦の4月3日、長野大会からの小鉄の不調は今でも難解な面がかなりあります。また、マンテルから1本取れなかったS小林も不甲斐なく感じました。

猪木はセミファイナルでBバションとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、5分51秒、逆エビ固めでギブアップさせました。猪木は先の「ビッグ・ファイト・シリーズ」からシングルマッチの試合時間がこれまでの10分前後から5分前後と半分位になり、モハメド・アリ戦を前にした体力温存か、前75年8月に罹患した左膝ウィルス性関節炎(蜂窩織炎)による不調かのどちらかと思われました。

公式戦はマサ齋藤が永源を11分46秒、体固めで破り、リベラとマタの外国人対決は8分24秒、体固めでリベラが勝っています。

第11戦は4月13日、新潟県村上市民会館(観衆2,000人発表)大会、S小林はペドロ・モラレスと今シリーズ2度目のシングルマッチ(公式戦外のセミファイナル45分1本勝負)で対戦し、12分49秒、回転エビ固めでフォール負けし2戦2敗となりました。

公式戦は坂口がマンテルを8分41秒、片エビ固めで破って星を4戦勝2敗の五分に戻しました。リベラvsBバションの外国人対決は6分17秒、体固めでスピードに優るリベラがフォール勝ち。リベラは4戦3勝1敗。

この日のメインイベントは猪木&マサ齋藤組とキラー・カール・クラップ&タワーリング・インフェルノ組と対戦、1本目は15分38秒、M齋藤とクラップが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は3分49秒、猪木がインフェルノを体固めに決めて2−1で猪木&M齋藤組が勝利を飾っています。

第12戦、4月14日、山形県体育館(観衆3,700人満員発表)大会。S小林はマンテルと公式戦で対戦、9分34秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ちを収め4戦4勝とフルマークを維持。

モラレスはサンフランシスコ時代によく対戦したM齋藤との公式戦、15分8秒、体固めでフォール勝ちし3戦3勝。モラレスvsM齋藤のような好カードはテレビ中継して欲しかったです。

木戸とラウル・マタの公式戦は8分5秒、片エビ固めで木戸がフォール勝ちし木戸は好調で4戦全勝ですが、中盤以降は上位陣との闘いが始まります。

第13戦、4月15日、S小林の地元に近い、東京・福生市民体育館(テレビ収録、観衆3,000人満員発表)大会、S小林はセミファイナルの公式戦でTインフェルノと対戦、第2回大会では公式戦最終日の5月15日、大阪府立体育会館でスーパー・デストロイヤー時代のインフェルノと対戦、勝てば単独2位で決勝進出が決まるところでしたが、場外心中作戦にハマり、12分1秒、両者リングアウトとなり、単独決勝進出を阻まれています。7分11秒、片エビ固めでS小林がフォール勝ち、5戦5勝無傷の全勝。

メインイベントは猪木&星野勘太郎組vsモラレス&マタ組。1本目は3分57秒、モラレスが星野を体固め、2本目は10分、猪木がマタを体固め、決勝の3本目は5分11秒、星野がマタから体固めで決勝フォールを奪い、猪木&星野組が2−1で快勝しています。

セミ前は坂口とクラップの公式戦外の通常のシングルマッチ30分1本勝負で13分3秒、両者リングアウトの引き分け。坂口は2週連続、テレビ中継で公式戦とは関係ない通常の試合が組まれました。テレビ中継はこの3試合。

結局この週の放送も録画でしたが公式戦はS小林vsインフェルノだけしか放送されず。やはりモハメド・アリ戦を控えた猪木の試合中心の内容になってしまうのはやむを得ないところですが、録画の利点を活かして公式戦のダイジェストを放送するとか、坂口vsクラップの2週前の公式戦と同一カードを組むよりも坂口vs凱旋帰国の木戸とか星野などとの公式戦を組んで放送した方が面白かったと思います。

坂口vsクラップ戦を挟んでテレビ収録前に公式戦が2試合組まれ、小鉄vsマンテルは10分37秒、体固めでマンテルが勝ち、小鉄は3連敗。ヤマハ・ブラザーズの相方である星野がテレビマッチのメインで活躍しているのとは明暗を分けてしまいました。

木戸とリベラの一戦は11分14秒、リベラが体固めで勝ち5戦4勝1敗、木戸は公式戦初黒星で同じく5戦4勝1敗となりました。
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