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2022年07月10日17:05

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ストロング小林さん追悼(185)

75年全日本プロレス「オープン選手権」は内外20人という史上空前のメンバーを集めて行われました。まずは12月11日、日本武道館での「力道山13回忌追善特別試合」の前までの前半戦からの主な展開を振り返ってみたいと思います。

第2戦の埼玉県川越市民体育館(観衆3,900人超満員発表)大会ではドリー・ファンク・ジュニアとハーリー・レイスのNWA世界ヘビー級王座をめぐる因縁の抗争の再戦が実現し30分時間切れ引き分け。

ストロング小林が猪木に敗れた後、フロリダでマスクマン、コリアン・アサシンに変身していた時に乱入した経緯のある(74年6月25日タンパ)馬場とダスティ・ローデスの対戦は12分45秒、両者リングアウトの無得点試合。

大木金太郎とディック・マードックは9分45秒、両者リングアウトに終わり、ザ・デストロイヤーとミスター・レスリングは時間切れ引き分け。ヒロ・マツダとホースト・ホフマンは7分7秒、マツダのジャーマン・スープレックスホールドのブリッジが崩れ、両者の両肩がマットに着いてしまい両者ダブル・フォールの無得点試合。

マイティ井上はバロン・フォン・ラシクに8分53秒、リングアウト負け、この日より参戦のラッシャー木村はケン・マンテルを10分34秒、ドリルアホール・パイルドライバーからの片エビ固めで破り先ず1勝。

第3戦、12月8日、広島県呉市体育館(観衆3,000人発表)では鶴田とマードックが30分時間切れ引き分け、アブドーラ・ザ・ブッチャーはグレート草津を5分28秒、ジャンピング・エルボードロップからの体固めで降して2勝。大木とレイスは9分46秒、両者リングアウトのは無得点試合。

R木村はラシクを11分14秒、片エビ固めで破り2勝、ホフマンはレスリングを11分59秒、サイド・スープレックスからの片エビ固めで降し、井上はローデスに8分20秒、反則勝ち。ファン投票ランキング19位のマンテルと20位のアントン・ヘーシンクは8分12秒、両者リングアウトの無得点試合。

第4戦、12月9日、福岡九電記念体育館(テレビ収録、観衆5,700人超満員発表)大会、メインイベントでは馬場とレイスが30分時間切れ引き分け。ドリーvsラシクの対戦はドリーがスピニング・トーホールドで頭を屈めた瞬間、ラシクのブレーンクローがドリーの頭をスッポリ捕らえるというスリリングな場面も見られましたが、14分33秒、ダブルアーム・スープレックスからの体固めでドリーが初勝利。川越のレイス戦の時間切れ引き分けと併せて3点。

鶴田とホフマンの注目のシングル初対決はホフマンの腰投げを切り返した鶴田が15分7秒、体固めでフォール勝ち。共に足4の字固めを切り札とするザ・デストロイヤーと草津の一戦は、「足4の字固めでギブアップ決着がついた場合、負けた方は100万円支払う」という賞金マッチになりましたが、足4の字固めは共に不発で15分23秒、デストロイヤーがフライング・ボディシザースドロップ(空中胴絞め落とし)からの体固めでデストロイヤーのフォール勝ち。

マツダとローデスのフロリダ対決は8分23秒、両者リングアウトの無得点試合、ドン・レオ・ジョナサンはレスリングを16分12秒、片エビ固めで破り、マードックはヘーシンクに10分9秒、リングアウト勝ち。

第5戦、12月10日、岐阜市民センター(観衆4,000人超満員発表)大会、前回書いたようにレイス負傷の要因となったブッチャー戦は両者リングアウト。R木村とジョナサンの対戦はジョナサンのサンセット・フリップ(サマーソルト・ドロップ)を自爆させたR木村が10分55秒、片エビ固めで押さえ込んでのフォール勝ちで3連勝。

全日本プロレスと国際プロレスの若武者対決、鶴田と井上の初対決とデストロイヤーvsマードックはいずれも30分時間切れ引き分け。マツダとラシクは11分49秒、両者リングアウトの無得点試合、草津はレスリングに10分59秒足4の字固めでギブアップ勝ちを奪い、初勝利を挙げました。

12月11日、日本武道館での力道山13回忌追善特別試合を経て、12月12日の第6戦は三重県鈴鹿市立体育館(観衆2,200人発表)大会。

レイスは前回書いた左肩の脱臼により、また、以下の選手は11日の日本武道館大会での試合中の怪我で棄権となりました。ローデスは右足首、ラシクは背中の筋、レスリングは背骨(10月4日に起きたジョニー・バレンタインらが搭乗したセスナ機墜落事故の後遺症)を痛め、帰国。

また、ヘーシンクも成績不振を理由に棄権、大木は「力道山先生の13回忌という大事な試合でブッチャーに勝てなかった。義浩君(百田義浩リングアナ)の怪我を防げなかった、力道山先生に申し訳ない」という謎の理由で棄権しています。

11日の日本武道館大会から参戦のパット・オコーナーがこの日から公式戦に参加。6人棄権して1人参加の5人減。ギャラ負担を考えると最初から1週間だけの契約だったと見る方が現実的でしょう。

鈴鹿大会メインイベントはファン投票第1位の馬場と第2位ドリーの東西横綱対決、21分36秒、ドリーが回転エビ固めで馬場をフォール。馬場はラシクに勝ち、レイスに時間切れの3点と振るわず、ドリーは2勝1敗1時間切れ引き分けの5点。

鶴田とマツダの初対決、オコーナーとホフマンは30分時間切れ引き分け、ジョナサンvsマンテルは11分11秒、両者リングアウトの無得点試合。ジョナサンは強いところは見せますが、勝敗には淡白過ぎる嫌いがありました。
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