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2022年07月07日23:44

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ストロング小林さん追悼(182)

75年新日本プロレス「闘魂シリーズ第2弾」もいよいよ大詰め、12月7日、愛知県刈谷市体育館(テレビ収録、観衆2,700人発表)大会。

メインイベントは今シリーズ唯一タッグマッチに登場となったビル・ロビンソンがグレッグ・バレンタインと組んで坂口征二&ストロング小林組のパワーファイターズと対戦する60分3本勝負。「世界の荒鷲」坂口と「人間風車」ロビンソンが生涯1度きりの最初で最後の対戦。

注目の好カードでしたが、1本目の試合途中から展開がおかしくなり、ヒールファイトで反則を巧みに使い攻勢に転じたところで繋ごうとするバレンタインのタッチをロビンソンが拒否。「正義の外国人」であるロビンソンはバレンタインに「反則をするな!」と激しく注意、結果タッチは成立せずにバレンタインが日本組コーナーに捕まる展開に。

1本目はS小林が18分13秒、バレンタインをブレーンバスターから体固め、ロビンソンはカットにも入らず。「なぜカットに入らないんだ!」とロビンソンに詰め寄るバレンタインに、ロビンソンは「お前が反則ばかりしているからだ!」と怒りを現して仲間割れ。

2本目のゴングが鳴らされてもバレンタインが捕まる展開となり、ついに外国人組コーナーでロビンソンがバレンタインに張り手を見舞い、修復不可能。チームとして機能しなくなり3分35秒、坂口がバレンタインをアトミック・ドロップから体固め。2−0で坂口&S小林組のストレート勝ちとなりましたが、流石に、当時小学校6年生だった私でも、このロビンソンの試合ぶりは身勝手過ぎてダメだなぁ、と思いました。

猪木はセミファイナルに出場、イワン・カラマゾフを5分27秒、弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)でギブアップさせています。(猪木の試合は録画放送されず)

この日、「若手の登竜門」といわれたヤングライオン達によるリーグ戦、「第2回カール・ゴッチ杯争奪戦」の優勝決定戦が行われ、キャリア3年1か月、新日本プロレス生え抜きの藤原喜明(当時26歳)とキャリア3年11か月、日本プロレスよりの移籍組である木村たかし(当時22歳)が同点首位の4.5点で並び決勝進出。

特別レフェリーは猪木。14分5秒、藤原がドリルアホール・パイルドライバーからの体固めで木村を破り、優勝を飾りました。

12月8日、前橋市群馬県スポーツセンター(観衆2,500人発表)大会でS小林はベアキャット・ライトとシングルマッチ30分1本勝負で対戦、7分41秒、リングアウトながらようやく白星を挙げています。ロビンソンは永源遙とシングルマッチで対戦、4分35秒、体固めで快勝。

12月9日は横浜文化体育館(観衆2,900人発表)大会。メインイベントは同じ横浜出身同士の猪木と小鉄がタッグを結成、Bライト&バレンタイン組と対戦。1本目は16分10秒に小鉄がBライトに反則勝ち、2本目は3分32秒、Bライトが小鉄を体固め、決勝の3本目は3分45秒、猪木がBライトの長身を綺麗に折り畳んでの弓矢固めでギブアップさせ2−1で猪木&小鉄組が勝利を収めています。

セミファイナルは坂口がリッキー・ハンターを9分26秒、片エビ固めで破り、S小林はカラマゾフを8分57秒、逆エビ固めでギブアップさせました。ロビンソンは星野勘太郎と今シリーズ2度目のシングル対決を行い、4分46秒、体固めで圧勝しています。

12月10日、岐阜県大垣市スポーツセンター(観衆2,700人発表)大会。この日の昼間に都内のホテルで「力道山13回忌追善特別試合」ヘの猪木不参加問題をめぐり、確執が続いていた百田敬子未亡人と猪木が東京スポーツ新聞社、井上博社長の仲介で面談、和解がなされています。

力道山13回忌追善特別試合の猪木の不参加に関し、敬子未亡人は「猪木さんに力道山門下生を名乗って欲しくない」と事実上の破門宣言、百田家後見人でリキ・エンタープライズ代表の山本正男は「恩知らずのバカ者だ!」と非難していました。

猪木は「私は私なりに、ロビンソンと最高の試合をやることで力道山先生への最大の供養だと思って試合に臨む」とコメントし、敬子未亡人や山本正男氏ヘの反論はしませんでした。

猪木が「この度はすみませんでした。」と先に言えば敬子未亡人は「あなたも頑張って下さい。」と激励。互いに表情は硬かったといいます。

大垣大会メインイベントはS小林はメインイベントに出場、坂口とのタッグでバレンタイン&カラマゾフ組と対戦、1本目は18分13秒、坂口がバレンタインに反則勝ち、2本目は3分54秒、坂口がカラマゾフを片エビ固めで破り2−0のストレートで坂口&S小林組が勝ちました。

猪木はBライトとセミファイナル45分1本勝負で対戦、8分32秒、グラウンド・コブラツイストで勝利を飾りました。ロビンソンは小鉄とのシングルマッチで3分59秒、体固めで撃破しています。

さていよいよ、猪木vsロビンソン、世紀の初対決と全日本プロレス、国際プロレス、日本プロレス(団体は崩壊しており名前だけ)連合軍との興行戦争まで後1日と迫りました!
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