【レビヤタン,龍,へびにはそれぞれ,どのような意味があるか】
イスラエルが復興するときには,「芽を出して花咲き,その実を全世界に満たす。」(イザヤ27:6)この実とは平和の福音である(5-6節参照)。同時に主は「逃げるへびレビヤタン,......また......龍を殺される。」(1節)龍もへびもともに聖文中では,神と全人類の共通の敵であるサタンを表す言葉である(黙示12:9参照)。つまり,レビヤタンというのは恐らくサタン自身を指すだけでなく,サタンに仕える者も指す言葉であろう。言い換えれば,イザヤが見たものは,シオンが完全に設立される前にどうしても起こらなければならなかったバビロンの崩壊,つまり世の滅びであった。ここでも,26章と同様に,イザヤはやがて来るその日の喜びに打ち震え,自分の言葉で賛美の歌を高らかに歌い上げているのである。
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