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2020年10月01日22:13

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ありがとう!横浜文化体育館(23)

素顔の武藤敬司で新日本プロレスのIWGPヘビー級王座、ギミックレスラーのグレート・ムタとして三冠ヘビー級王座を同時に保持していた武藤でしたが、IWGPは09年1月4日に東京ドームで棚橋弘至に敗れて王座転落しています。

三冠ヘビー級王者、ムタの刺客として全日本プロレスに参戦してきたのは「帝王」高山善廣。高山は00年6月のノア旗揚げに参加しましたが、翌01年5月、総合格闘技PRIDE出場の為にフリーとなり、総合に参戦すると同時にノア、新日本プロレスのリングにも参戦。

しかし04年8月8日、新日本プロレス大阪府立体育会館でのG1クライマックス公式戦の佐々木健介戦終了後、体調不良を訴えて救急搬送され、脳梗塞を罹患していたことが判明、約2年間における治療、リハビリの後、06年7月16日ノア日本武道館大会にて復帰。その後もノア、新日本プロレスを主戦場にしていましたが、盟友・鈴木みのるの誘いで09年に全日本プロレスに9年ぶりに「GUREN隊」の一員として参戦しました。

3月14日、両国国技館でムタは高山のエベレスト・ジャーマンに敗れ三冠ヘビー級王座から転落。高山はこれで全日本の三冠ヘビー級、新日本のIWGPヘビー級、ノアのGHCヘビー級と国内3大メジャーの看板タイトルグランドスラムを達成(健介に次いで2人目)しました。

また09年6月13日にはノア代表取締役である三沢光晴が広島グリーンアリーナでの試合中の事故がもとで46歳の若さで急逝する悲しい出来事が起きています。

09年の全日本プロレス横浜文化体育館大会は9月26日「FLASHING TOUR」最終戦(観衆4,500人満員発表)として行われました。私はこの興行は生観戦しています。

メインイベントでは全日本プロレス最後の砦でもあった小島聡が高山の三冠ヘビー級王座に挑戦。19分30秒、ラリアットからの片エビ固めで高山を破り、三冠ヘビー級王座に返り咲きを果たしました。

セミファイナルは09年2月6日、後楽園ホールでノアの丸藤正道を破り世界ジュニア・ヘビー級王座を獲得後、「絶対王者」として安定した王者ぶりを見せていたカズ・ハヤシがスペル・クレイジーを16分31秒、パワー・プラントからの片エビ固めで破り王座防衛。

横浜文体大会の前の09年8月30日、両国国技館で9年ぶりに現役復帰を果した元パンクラスの船木誠勝は全日本プロレスと「更新有りの1年契約」を結びレギュラー参戦。この日袂を分かった因縁の鈴木みのるとシングルマッチを行いました。

船木は00年5月26日、東京ドームで開催された「コロシアム2000」でヒクソン・グレイシーにギブアップ負けを喫し31歳の若さで引退。その後俳優の道を歩みました。また前田日明と新団体「ビッグマウス・ラウド」の起ち上げにも関わりましたがかつての6歳年上の同期、武藤に誘われプロレスへ復帰。

パンクラスでも船木と鈴木は東京道場と横浜道場に別れて以来不仲説は出ており、鈴木は「勝手に出て行った、自分のことしか考えてない奴」と船木をこき下ろしており、まさに遺恨試合となりました。両者のシングルマッチは94年10月15日、パンクラス両国国技館で船木が1分51秒にヒールホールドで秒殺勝利を収めて以来、パンクラスとは対極と言える全日本のリングでの一騎討ちは鈴木がロープブレイクを無視して船木にスリーパーホールドをかけ続けて10分44秒、反則負けとなり決着つかず。

高山から三冠ヘビー級王座を獲得した小島でしたが、翌10年には全日本プロレスを退団、古巣新日本プロレスへフリー参戦の後、再入団となりました。小島は10年3月21日、両国国技館で08年11月にデビューしたばかりの浜亮太に負けて三冠ヘビー級王座から転落。その時のマッチメイクに強い不満を持っていたと言われ、また、武藤体制になってから現場に度々介入してくる武藤久恵夫人と小島、及び蘭子夫人との確執があったとされています。

小島の新日本復帰以降、お家騒動的な86年1月のUWF勢、87年の長州力以外ジャパンプロレス勢、カルガリー・ハリケーンズの新日本プロレス復帰は別として移籍選手が古巣に個別で再入団するケースが増えて来ています。(秋山準、大森隆男、金丸義信、柴田勝頼、潮崎豪等)

10年10月24日、「ANNIVERSARY TOUR」最終戦の横浜文体大会(観衆4,100人満員発表)では三冠ヘビー級王者となっていた諏訪魔に船木が挑戦。王座は浜→鈴木→諏訪魔と移動していました。29分13秒、ラストライドからの体固めで諏訪魔が船木からフォールを奪って防衛に成功。

また、「ジュニアのベルトに挑戦する」と宣言して周りを驚かせた武藤は減量にチャレンジ、全日本プロレスのジュニア・ヘビー級のリミット105kgまで落とした武藤がカズ・ハヤシの世界ジュニアに挑戦。23分11秒、オクラホマロールに丸め込まれて負けていますが、120kg以上はあった武藤が本当に軽量をパスしたことで改めてそのプロ意識の高さが高評価を得ています。

世界タッグ王者チーム、太陽ケア&曙組は元WWEスーパースター、ビッグ・ダディ・ブードゥー(ヴィセラ)&チャーリー・ハース組を破って王座防衛に成功しました。
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