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2019年11月08日09:34

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上星川、新横浜、六角橋

 さすがに半袖で外に出られる時期ではなくなったけれど、歩いても特に汗もかかず、それでいて寒さも感じないので、半月ぶりくらいに遠出をしてみた。各地に記録的豪雨をもたらした台風19号が接近して以来、出歩けていなかったのだ。

 横浜駅あたりから、上星川の環状2号まで。最近は、歩きやすい国道16号ではなく、その南にある水道道や、もうひとつ南の道を通るようになった。道幅が狭いけれど、昔ながらの商店街などがあるからだ。相鉄和田町駅付近の雑然とした雰囲気はとてもいい。
 環状2号は、これまで南側ばかりを歩いていた。東戸塚まで行ったら、旧東海道に沿って権太坂を抜けて横浜に戻るというコースだ。今回は北側を歩いてみた。ずっと行けば、新横浜に出られる。

 しばらく歩いていると、左手に東海道新幹線が見えるようになった。普段、車窓から眺めるこのあたりは、横浜の近くだというのにやたら雑木林や畑が見えていたけれど、実際歩いてみると印象がやや違ってくるのだから面白い。
 そして右手には、間もなく開通する相鉄・JR直通線の羽沢横国大駅がある。そういえば、以前もこの道を通ったけれど、そのときはまだ駅舎もなかった。まだ相鉄・東急直通線関連の工事が残っているとはいえ、駅舎自体は完成していて、運行まで秒読み段階という雰囲気だった。

 第三京浜の高架を抜けるあたりまで、右に相鉄・JR線、左に東海道新幹線を見ながらの歩きだったけれど、相鉄・JR線はトンネルに入り、鶴見駅付近までずっと地下である。そして新幹線も右に見えるようになると、もう新横浜まですぐだ。
 上星川から東戸塚と同じくらいの距離かと思っていただけに、新横浜の意外な近さに驚く。私の感覚と、実際の地理にズレがあるのはしばしば感じるところだけれど、今回も認識を改めないといけない。

 新横浜駅は、新幹線の開業当時、本当になにもないところに作られたので、鶴見川に近い平地の北側は街の区画もしっかりしてある。その先には、ラグビーW杯決勝の舞台にもなった日産スタジアムがある。土地を広くとってあるのは、氾濫しがちな鶴見川の遊水地として整備されているからだ。先の台風でも川の水をわざとこの付近に流していた。
 駅の北側はもともとホテルの多いところだったけれど、最近はオフィスも増えている。新幹線が通る地方の駅前みたいな雰囲気もある。W杯の名残りもまだあって、歩道にある木製のベンチに大会のロゴがついていた。これも期間限定なのだろう。

 新横浜駅の北側には、私が歩いてきた環状2号が通っているわけだけれど、この地下には横浜市営地下鉄が通っていて、さらにその下に相鉄・東急直通線の新駅が作られている。これが完成すれば、神奈川中部とのアクセスが向上するだけでなく、新横浜から菊名に行かなくても、そのまま渋谷や目黒に向かうことができる。

 新横浜プリンスホテル、横浜アリーナの間を通りながら、そろそろ戻らねばということで、綱島街道を通って菊名駅、そこから旧綱島街道に入って東横線と間近に見ながら横浜駅に戻ることにした。この旧綱島街道には、白楽駅前に六角橋商店街がある。妙蓮寺駅の手前あたりまでは閑静な住宅街なのだけれど、だんだんと商店街っぽくなっていくのも面白い。
 妙蓮寺駅近くからは、東横線の沿線ということもあって、高級感のある真新しいマンションもたくさんできていた。そのなかで、一軒、二軒ほど、昔はこのあたりもこんな雰囲気だったんだろうなというような、古い商店、住宅も残っていた。田舎の商店街でもよく見るような建物で、それが立地の良さからいまのようなかたちに発展していったのだと思う。

 東横線は、東白楽駅と反町駅の間で地下に入る。かつての高架は現在、緑道になっていてトンネルも歩行者専用道路になっているのだけれど、もう時間が遅かったせいか、トンネルは閉鎖されていた。迂回して横浜駅西口に抜ける。
 電車でただ通過するばかりだったこのあたり、学生時代にもっと開拓しておけばよかったといまさらながら後悔した。
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