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2019年09月16日00:00

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使徒2章

01 五旬節の日が来て、皆の者が一緒に集まっていると、
02 突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同が座っていた家いっぱいに響き渡った。
03 また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、一人一人の上に留まった。
04 すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、色々の他国の言葉で語り出した。
05 さて、エルサレムには、天下のあらゆる国々から、信仰深いユダヤ人達が来て住んでいたが、
06 この物音に大勢の人が集まってきて、彼らの生れ故郷の国語で、使徒達が話しているのを、誰もかれも聞いてあっけに取られた。
07 そして驚き怪しんで言った、「見よ、今話しているこの人達は、皆ガリラヤ人ではないか。
08 それだのに、私達がそれぞれ、生れ故郷の国語を彼らから聞かされるとは、一体、どうした事か。
09 私達の中には、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人もおれば、メソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、
10 フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者もいるし、またローマ人で旅にきている者、
11 ユダヤ人と改宗者、クレテ人とアラビヤ人もいるのだが、あの人々が私達の国語で、神の大きな働きを述べるのを聞くとは、どうした事か」。
12 皆の者は驚き惑って、互に言い合った、「これは、一体、どういう訳なのだろう」。
13 しかし、他の人たちは嘲笑って、「あの人達は新しい酒で酔っているのだ」と言った。
14 そこで、ペテロが十一人の者と共に立ち上がり、声を上げて人人に語りかけた。「ユダヤの人達、並びにエルサレムに住む全ての方々、どうか、この事を知って頂きたい。私の言う事に耳を傾けて頂きたい。
15 今は朝の九時であるから、この人達は、貴方方が思っているように、酒に酔っているのではない。
16 そうではなく、これは預言者ヨエルが預言していた事に外ならないのである。即ち、
17 『神がこう仰せになる。終りの時には、私の霊を全ての人に注ごう。そして、貴方方の息子娘は預言をし、若者達は幻を見、老人達は夢を見るであろう。
18 その時には、私の男女の僕達にも私の霊を注ごう。そして彼らも預言をするであろう。
19 また、上では、天に奇跡を見せ、下では、地にしるしを、即ち、血と火と立ち込める煙とを、見せるであろう。
20 主の大いなる輝かしい日が来る前に、日は闇に月は血に変るであろう。
21 その時、主の名を呼び求める者は、皆救われるであろう』。
22 イスラエルの人達よ、今私の語る事を聞きなさい。貴方方がよく知っている通り、ナザレ人イエスは、神が彼を通して、貴方方の中で行われた数々の力ある業と奇跡としるしとにより、神から遣わされた者である事を、貴方方に示された方であった。
23 このイエスが渡されたのは神の定めた計画と予知とによるのであるが、貴方方は彼を不法の人々の手で十字架に付けて殺した。
24 神はこのイエスを死の苦しみから解き放って、蘇らせたのである。イエスが死に支配されている筈はなかったからである。
25 ダビデはイエスについてこう言っている、『私は常に目の前に主を見た。主は、私が動かされない為、私の右に居て下さるからである。
26 それ故、私の心は楽しみ、私の舌は喜び歌った。私の肉体もまた、望みに生きるであろう。
27 貴方は、私の魂を黄泉に捨ておく事をせず、貴方の聖者が朽ち果てるのを、お許しにならないであろう。
28 貴方は、命の道を私に示し、御前にあって、私を喜びで満たして下さるであろう』。
29 兄弟達よ、族長ダビデについては、私は貴方方に向かって大胆に言う事ができる。彼は死んで葬られ、現にその墓が今日に至るまで、私達の間に残っている。
30 彼は預言者であって、『その子孫の一人を王位に就かせよう』と、神が堅く彼に誓われた事を認めていたので、
31 キリストの復活を予め知って、『彼は黄泉に捨て置かれる事がなく、またその肉体が朽ち果てる事もない』と語ったのである。
32 このイエスを、神は蘇らせた。そして、私達は皆その証人なのである。
33 それで、イエスは神の右に上げられ、父から約束の聖霊を受けて、それを私達に注がれたのである。この事は、貴方方が現に見聞きしている通りである。
34 ダビデが天に上ったのではない。彼自身こう言っている、『主は我が主に仰せになった、
35 貴方の敵を貴方の足台にするまでは、私の右に座していなさい』。
36 だから、イスラエルの全家は、この事をしかと知っておくがよい。貴方方が十字架に付けたこのイエスを、神は、主またキリストとしてお立てになったのである」。
37 人々はこれを聞いて、強く心を刺され、ペテロや他の使徒達に、「兄弟達よ、私達は、どうしたらよいのでしょうか」と言った。
38 すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、貴方方一人一人が罪の赦しを得る為に、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、貴方方は聖霊の賜物を受けるであろう。
39 この約束は、我らの主なる神の召しに与る全ての者、即ち貴方方と、貴方方の子らと、遠くの者一同とに、与えられているものである」。
40 ペテロは、他に尚多くの言葉で証を成し、人々に「この曲った時代から救われよ」と言って勧めた。
41 そこで、彼の勧めの言葉を受け入れた者達は、バプテスマを受けたが、その日、仲間に加わったものが三千人程あった。
42 そして一同はひたすら、使徒達の教を守り、信徒の交わりを成し、共にパンを裂き、祈をしていた。
43 皆の者に畏れの念が生じ、多くの奇跡としるしとが、使徒達によって、次々に行われた。
44 信者達は皆一緒にいて、一切の物を共有にし、
45 資産や持ち物を売っては、必要に応じて皆の者に分け与えた。
46 そして日々心を一つにして、絶えず宮詣でを成し、家ではパンを裂き、喜びと、真心とをもって、食事を共にし、
47 神を讃美し、全ての人に好意を持たれていた。そして主は、救われる者を日々仲間に加えて下さったのである。
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