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2019年05月08日23:32

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映画「バイス」とアメリカ史

 いま観たい映画は、『バイス』である。ブッシュ(息子)政権の副大統領、ディック・チェイニーが主人公で、コメディタッチで彼の半生を描いているのだそうな。

 若くしてニクソン政権における次席法律顧問、次のフォード政権では史上最年少の大統領首席補佐官、合衆国下院議員六期、共和党下院院内幹事、ブッシュ(父)政権で国防長官、ハリバートンCEO、そしてブッシュ(息子)政権で副大統領という、すさまじいキャリアをもっている。それゆえ、副大統領として異例なほどの実権をもち、アメリカ同時多発テロ以降の武断派筆頭格と捉えられてきた。「史上最強の副大統領」「史上最悪の副大統領」という相反する異名が示すように毀誉褒貶のある政治家である。

 そして観に行こうと公式サイトを眺めたところ、郷里で上映しているところはなく、神奈川ではみなとみらいや湘南でやっている。こういうところが田舎の悲しいところだ。次に横浜行くときまでやっていたらいいのだけれど。

 その代わりといってはなんだけれど、岩波新書から<シリーズ アメリカ合衆国史>の第一巻、和田光弘『植民地から建国へ』が出ているので、それを読み始めた。全四巻で、続刊も今後出るそうだ。
 アメリカ史は建国期、南北戦争期、そして20世紀以降と、断片的な知識はあるけれど、意外と通史として触れる機会は少なかった。それも日本人が書くアメリカ通史を読んだ経験はほとんどない。二巻以降も含め、楽しみである。
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