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2019年05月04日22:45

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重湯をすする休日

 連休中も営業している一部のうどん屋さんは、お昼前後になると、長蛇の列である。多くがセルフサービスなので、ラーメン屋さんと比べて回転率は高いけれど、それにしても数十メートルもの行列を目の当たりにすると、近づこうとは思わない。
 ここ数年、初夏の連休あたりは横浜で過ごしていたので最近のことはよく分からないけれど、県外客はもちろん、海外からやって来る人たちもとても増えた。インバウンドというのが特に珍しいことではない、当たり前の状況になっているのだろう。

 ただ、これまでは国内のツアー客が専らであったものが、わずか数年で様子がすっかり変わってしまったことに、地元民としては未だ当惑が収まらない。そもそも観光地という意識すらないところがこの有様なのだから、京都などはさぞ大変なのだろう。そこで暮らす人たちがバスすら乗れないのはずいぶん前から聞いていたけれど、それが改善されたという話は聞かない。それどころか、国内観光で京都を忌避する傾向まで現れているという。インバウンドは確かにビジネスチャンスなのだろうけれど、もてなしにも限度があるのだろう。

 そういうわけで、うどんと距離を置かざるを得ないこの時期、お粥というより、重湯をすすって暮らしている。ご飯を炊くとつい多めに食べてしまいがちなので、ほとんど米のとぎ汁を飲んでいるようなくらいの感じにしているのだけれど、これが意外と悪くない。
 おかずは干物。重湯には肉より魚のほうがやはり合う。鶏ガラスープや中華用の調味料を少し混ぜると、即席の中華がゆにもなる。

 連休も終盤。来週半ばには、もとの日常が戻ってくるとは思うけれど、こういう食生活もありかもしれない。
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