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2019年01月02日23:04

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箱根駅伝を見る

 今年は久々に、箱根駅伝を一区からテレビ観戦した。両親が健在だった頃は、三が日のテレビはだいたいスポーツ番組だったのだけれど、なかでも箱根駅伝は子どもながらに興奮して見ていたのを覚えている。
 当時、ランナーに伴走車がついて、そこで監督やコーチが声掛けする光景が印象的だった。調べてみると、1988(昭和63)年まで行われていたけれども、駅伝に伴う交通事情の悪化が問題となり、関係車両の削減が行われた結果、翌1989(昭和64)年から廃止になったそうだ。奇しくも30年前、昭和から平成になる五日前のことである。

 それがなくなっても、十人が平均して好成績を上げ続けなければ優勝争いに加われないというのは、なかなか過酷なものではないか。一人でもタスキをつなげず、あるいは失速すれば、チームの優勝はもちろん、翌年のシード候補にすら残れない。個々の責任は重大であり、監督の采配がチームの明暗を分けるものだともいえる。

 それを見る側からすると魅力のひとつでもあるのだけれど、競技する側からするとこれほど過酷なものもない。首位争いをする学生ランナーの奮闘はもちろん、アクシデントに見舞われながら、それでも一本のタスキをつなげようと必死にゴールを目指す選手の姿にもぐっとくるものがある。駅伝のコースも、それこそよく通った道も含まれているので、いまはいまで感慨深いものがあった。

 駅伝の二区から三区の間を、これまで何度か歩いたことがある。画面ではそれほど感じないかもしれないけれど、二区の権太坂から三区の遊行寺坂までは、なだらかではあっても高低差があって、疲労した足には堪えるものがあった。それを短時間で走り抜けるランナーの凄さには本当に驚かされる。
 明日の復路でも、どういったドラマが待っているのか。やはり気になって見てしまいそうだ。
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