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2017年03月12日06:56

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コンビニチェーン売上・店舗数の推移に見る栄枯盛衰 Food104メルマガ転載

毎度長文で恐縮ですが、Food104メルマガからの転載です。
最近はちょっと文章量を抑えています。
来週は何を書こうかまたまた週末は頭が一杯(´Д`)
『vol.26 各チェーン売上・店舗数の推移に見る栄枯盛衰』
 前回は筆者の体験も交えながら、異物混入や商品クレーム報告で得する例などを紹介しました。今回は上位への寡占化が進んできた、コンビニチェーン別の売上や店舗数の推移について見てみたいと思います。
 ファミレスチェーンの本部に勤務していた2007年から外食企業約70社のの月次売上高等の推移は、10年以上にわたって毎月集計してきて、もはやライフワークのようになっています。
当レポートを書くにあたって、これはコンビニ各社の数値も追わなくてはと思い、早速作ってみました。まずは下記表をご覧下さい。
各チェーンの月次売上と店舗数(表形式)
http://yahoo.jp/box/1pEdNv
各チェーンの月次売上推移グラフ
http://yahoo.jp/box/dFTzeE
 7チェーンが毎月IR情報で月次の売上高の前年比や、店舗数等をHP上で発表しています。さらに一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会は、上記7チェーンの他に、月次データ非公表のデイリーヤマザキとセイコーマートを加えた9チェーン合計の数値を発表しています。
 よく三強といわれたりしますが、セブン一強という表現もよく聞きます。圧倒的な商品力と新規出店力で、売上高前年同月比で全店計と既存店(13ヶ月以上営業している店舗と定義するチェーンがほとんど)の双方で前年越えが続き、二番手以下を大きく引き離しているのが、上記表を見てもよく分かります。
 また、店舗数だけを見ると、三強・二中・二弱という表現もあてはまると思います。みなさんご存知の通り、昨秋にファミマとサークルKサンクスは合併しましたし、ローソンはポプラとスリーエフとの提携(協会データには含まれませんがセーブオンとも提携)を進め、王者セブンに迫ろうと動いています。サークルKサンクスは合併移行、順次ファミリーマートへの看板替えを進めていますので、全店計の売上は減少するのは当然ですが、既存店の売上もかなり苦戦しているのが気になるところです。スリーエフの大きな落ち込みはローソンとのコラボ店舗への改装による一時閉店の影響だと思われます。
 次に各チェーンの店舗数の推移を見てみましょう。
各チェーンの月次店舗数推移グラフ
http://yahoo.jp/box/kSPbhw
チェーン別の店舗数シェア(2017年1月&2016年1月)
http://yahoo.jp/box/8xCgED
 上位3チェーンが直近1年で5%〜9%も店舗数を伸ばしています。三強シェアはついに8割を超えました。7強シェアでは実に96%を占め、上位チェーンへの寡占化がますます加速している事を物語っています。ただ、協会発表の数値では2%弱の伸びしかありません。詳細は不明ですが、恐らく各チェーン発表の店舗数(前々回紹介したちょっとしたリロケーションも含む等)の集計方法が異なっていると思われます。例えば協会発表の数値には24時間営業でない、最近急増中のキオスクなどから転換したエキナカ小型店舗を含まない為に、少なめに出ているのかもしれません。という事は街中のコンビニはさほど増えておらず、各社の既存店数値も概ね98%〜101%内をウロウロしているのを見ると、やはりもう既にコンビニ店舗網は飽和状態であると言えるのではないでしょうか。
 せっかく集計を始めた当データですので、2月以降も欠かさず集計し、何か気づきがあればまた紹介したいと思います。
3月6日時点筆者体重 67.8kg、前回比-0.2kg
肉離れはほぼ完治。3月はバドミントンの試合が目白押しで
先週末も激戦。打ち上げ飲み会もあったがようやく減少に転じる
矢部 忠継
※当コンビニレポートコーナー内で述べられているコメントについては、各種データ、筆者の知見に基づき作成されていますが、その全てが正確性、確実性を保証するものではありませんのでご了承下さい
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