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2016年09月04日13:58

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夏の歌謡番組でのフランク永井と恩師吉田正。懐かしい歌手の面々も

 「キンシチ」だったか「キンナナ」だったかのテレビ東京の人気歌謡番組が次回で終わる? 「モクハチ」というのが前の番組名。テレビ東京が得意?の歌謡番組で、宮本アナと松丸アナの司会で人気だった番組だ。番組の編成は曲の管理で視聴率を至上とする業界において、放映する週や時間帯が調整されるのはやむを得ない。だが、モクハチなどというキャッチをつけ、客席に一斉に呼ばせていたのに、突然に金曜日の7時に変更になった。このあたりから、やや不安を感じていたのだが。。。さて、それらはどういう番組として再編されるのか、消えるのか。。。
 NHKでは例年、夏の紅白とも言われる「思い出のメロディー」(今年48回)が放送された。NHKは総合では火曜日7時台とBSの日曜日で歌謡番組を続けている。
 TBSやテレビ朝日でもときどき長時間の番組を流すが、最近はBS11をはじめいくつかの曲で歌謡番組が定着している。歌謡番組のファンだしフランク永井ファンでウォッチャーとしては、観たくてもなかなか見る時間が取れないので、最近は番組表で気になったものだけビデオ撮りして、できるだけ見るようにしている。だが、観ないで終わることもあるし、ビデオ再生がそもそも遅い時間帯になりがちで睡魔との関係でちゃんとみれないことが多くなっている。
 長い前置きは、ここで記すことがあまり正確でもなく、著者の主観に偏ったものであることの言い訳。番組が増えたこともあってか、気づいたことはある。まず宮本アナがこの手の番組では欠かせない人として定着し、かつての玉置弘のような位置にいるのではと思うこと。さらに一つは、五木ひろしの番組が意外と多くしかも定着していることだ。二つ目は武田鉄矢の番組。そして最近は昭和の時代をかざった歌を歌い継ぐという番組が目についたことだ。
 そうした中で、懐かしいフランク永井も登場し、恩師吉田正を紹介する番組も続いた。ファンとしてはたいへんうれしいことである。また、ドドンパでパンチをきかせた渡辺マリ、独特の雰囲気をもっていた荒木一郎、今類似のものがなく懐かしい時代を代表するような松の木小唄の二宮ゆき子。ビクターの歌手ばかりがでてきた感があるがそれはそれ。おぉ、と思ったのは内藤やす子であろう。十年間も病気とたたかって舞台に再登場していた。やつれは多少残るが張りのある歌声を聞かせてくれた。
 ある番組では菅原洋一、ペギー葉山、旗照夫が登場。元気に歌い続けているのに感心であるのはいつものことだが、粋なはからいなのかどうなのか、楽しませてくれた。平岡誠二の残した名曲「爪」を菅原が歌い、「あいつ」を旗を、ペギーを横にして歌ったことだ。まぁペギー自身はどんな思いをよぎらして聴いたのか。ちなみに「爪」も「あいつ」もフランク永井がカバーしている。もともと曲が絶品であるのだが、フランク永井の歌唱を超える歌い手はないのではないか、と思うほど見事に歌っている。(これは、フランク永井カバーズでデジタル商品化されているので、いつでも楽しめる)。
 「キン○○」では昭和歌謡に残る名曲集としてフランク永井「有楽町で逢いましょう」映像がだされ、五木ひろしの街角ながしで「君恋し」が歌われ、いまだに人気があることがわかる。
 五木の番組でフランク永井を紹介しながら、自ら「西銀座駅前」と「君恋し」を歌った。
 五木の番組にトリビュート・コーナーがある。そこでは恩師吉田正がとりあげられ、吉田正の残した代表曲が何人かの歌手で歌われた。
 福田こうへい「異国の丘」、田川寿美・夏川りみ「寒い朝」、山本譲二・大月みやこで「東京ナイト・クラブ」、吉幾三が松尾和子の「再会」五木「おまえに」。そして由紀さおりがオリジナル曲である「この世の果てまでそばにいて」(岩谷時子作詞)を歌った。
 時代を作った偉大なアーチストにたいし敬意を表し、歌い継いでいくということはすばらしいことだ。この姿勢こそ後の人が持たなければならないもの。だからこうしたコーナーを番組に持つことには大いなる拍手を送る。以前にフランク永井をこのコーナーでとりあげてくれたことを紹介した。そのときも触れたのだが、敬意を表して歌うという割には歌う歌手がもう少し、歌う歌を練習?し、追求し、努力の姿勢がみえるような工夫が欲しいと思う。
 元歌手のレベルと比べられるのは当然だが、それを越すのは当然困難であろう。それをファンは求めているのではない。プロの歌手には歌手としてのオリジナリティと特色を持っているし、歌を表現する際の他が真似ようとて真似できない天性の感性を持ってる。そのいいところを尊敬して歌う歌手がヒットさせた曲に対して表現してほしい。
 敬意をこめて歌い継ぐというのは、単に歌手がさらっと歌ってみせるだけになってはならないのではないだろうか。

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