■八木沢敬「『不思議な国のアリス』の分析哲学」2016年6月講談社刊
冒頭からお詫びしますが、本日記は、読了挫折報告です。
この読書日記は、今回で931本目で、読書日記を始めるとき、自分にルール
を課しまして、�‘瀕擦靴針椶鮗茲蠑紊欧襦↓�1年以内に刊行されたものを
取り上げる、でした。
�△蓮�途中で放棄して、古今東西の古典などもとりあげるようになりましたが、
�，蓮∈�までずっと守ってきて、読了しなかったものは取り上げませんでした。
本を取り上げるときは、神経を集中させるので、ほとんど「ハズレ」というもの
はなく、悪くても、まぁ最後まで読めるな、というものでしたが、かと言って、
途中で放りだしたものがなかったかといえば、もちろん、ありました。
ただ、この読書日記でとりあげなかっただけです。
では、なぜ、今回、読了挫折本を取り上げるかというと、まぁ、そんなことも
あってもよいかなと思った次第。（今回限りということで・・・・大汗）
本書は、表紙がきれいだし、今、アリス・イン・ワンダーランドの映画もやって
いるし、ということで、前哨戦で、「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を
読了して、満を持して、臨みました。
まぁでも、半分くらい読んで（なんと、本書は、頁にナンバリングがないのです）
もう、止めた、と放り出しました。
やはり、形而上学的な分析哲学の本で、「理屈の屋上屋」に、もう、や〜めたと
思ってしまったのです。
まぁ、一方的な言辞を弄すことになってしまいましたので、惹句も紹介して
おきますね。
“論理学者だった作者ルイス・キャロルがお話にこめた知的たくらみを、
鮮やかに読み解く分析哲学の試み! ”
“著者は論理学専攻だけに、話はきわめて理屈っぽい。この理屈は、しばしば、
現代哲学の議論に援用される。そこで本書では、「アリス」の面白い部分を著者が
新訳し、そこから分析哲学を展開する。”
“時間、同一性、実体、無と空など、アリスからひろがる哲学世界をたのしんでください。”
“『アリス』は映画になっても面白いし、絵本の世界もまた魅力的だ。
でも、『アリス』を読んでテツガクを楽しむなら、この一冊です! ”
う〜ん、こうしてみると、表紙も惹句も魅力的なんだけど、私の心と頭がついて
いかなかったようです。
ログインしてコメントを確認・投稿する