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日記一覧

■佐藤優「友情について 僕と豊島昭彦君の44年」2019年4月講談社刊こわもての異形の作家、佐藤優さんの本を読むようになって、まだ10年に満たないが、すでにこの読書日記でも10冊以上とりあげている。創作活動は非常に旺盛でエネルギッシュ、思想、政治、外

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■中島京子「夢見る帝国図書館」2019年5月文藝春秋刊私がこの読書日記で取り上げている本の選書は、主に3つのルートで情報収集しています。ひとつ目は、休日にいつも行く、紀伊國屋書店新宿店の店頭でリアルに見て。やはりリアルの書店の情報量は、圧倒的で

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■原田マハ「原田マハの印象派物語」2019年6月新潮社刊仕事の関係で、東京へ転勤になって、もう20年になる。東京に住むようになって、一番いいなと思ったのは、文化的なアクセスで、音楽も美術もお芝居も講演会なども、時間とお金が許せば、いつでも行ける。

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■穂村弘「あの人に会いに 穂村弘対談集」2019年1月毎日新聞出版刊読書日記の前回は、少し「重い」テーマだったので、肩の力を抜こうと思い手に取った本。だいたいが、対談集はわりと好きで、よく手に取っているが、歌人の穂村弘さんのそれは、中身は結構濃

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■赤坂真理「箱の中の天皇」2019年2月河出書房新社刊私は未読だが、著者は、2012年に、アメリカで天皇の戦争責任を問われる日本人少女の目を通して、戦争と戦後を描いた「東京プリズン」を上梓し、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞、紫式部文学賞を受賞、大きな

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■久世光彦「ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング」2018年4月第3刷文春文庫この前の日曜日に、いつも行く新宿の紀伊国屋書店に平積みされていたので思わず手に取った本。久世光彦さんの「マイ・ラスト・ソング」を昔読んだことがあって、心に記銘されていて

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■安田登「すごい論語」2019年6月ミシマ社刊本書を手に取ったのは、一年前に、著者の「身体感覚で『論語』を読み直す」という本を読んで、すごくインスパイアされたから。https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1967332807&owner_id=5540901今回は、いとうせいこ

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■川本三郎「台湾、ローカル線、そして荷風」2019年3月平凡社刊いつも休日に行く、新宿の紀伊国屋書店で手に取った本。版元の平凡社という出版社は、昭和時代、百科事典の刊行で財をなしたが、平成になって百科事典は売れなくなり、「太陽」という雑誌は継続

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