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2015年08月04日06:39

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グローバルダイニング

 みなさんはグローバルダイニングという外食企業を知っているだろうか。
1973年創業とほぼ自分と同じ年。モンスーンカフェ、ラボエムなどが代表的業態。
青山、六本木、西麻布などトレンド最先端地に次々と出店。
ボーイが料理を巨大なオーバルトレイに乗せ、肩の上に担ぎ颯爽とサーブする姿は本当にカッコよかった。
カリスマ長谷川社長の方針で、社員の給料をガラス張りにする大胆な制度も話題を呼んだ。
ブッシュさんやクリントンさんが来日した時も、日本の総理が権八で創作和食をふるまった。

 そんなGD社の輝きも時代とともに薄れてしまったようだ。
2013年度だけは黒字を確保したが、2008〜2012、2013、2014年度、2015年度上期も最終損益は
赤字。社長も相当私財を切り崩したり、人材流出も続いていると聞く。
福岡天神の2店舗も撤退。海外事業のロスアンゼルスの店舗も休業と悪いニュースが続く。

自己資本比率50%超、有利子負債もさほど多くなく、危機的な財務状況ではないかもしれないが、
隠れ負債などもしあれば倒産の二文字も頭をよぎる。

 立地、料理、雰囲気など良くても人材の流出でサービスの低下が生じているのであれば、
再起は相当難しいかもしれない。推定客単価5000円〜7000円ぐらいだと想像されるが、それより
遥かに高単価の高級フレンチのひらまつが業績絶好調なのを見ると、消費の二極化をあらためて
思い知らされる、昨今の外食事情である。
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