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2014年07月10日19:51

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徒然「インチキ哲学」〜恋〜


 ある日、ある時、ある人への「好き」が、別のものに変わるのです。
自作の詩『唇』の冒頭は、「何が違うのでしょう」で始まるのですが、顔のパーツ一つ一つをとって科学的に検証してみると、誰かのパーツに似ている、などということが、さて、あるのでしょうか。心地よさ、美的感覚というのは人によって違うのでしょうが、クラスのただ一人にしか反応しない感情が湧いてくるというのは不思議です。限られた空間の中で、「何か」に脳が選ばされているのですが、理由は、どう考えたところでハッキリした答えは出ない。これは、思考では追いつかない世界の次元に理由があるに違いない。

 異性を好きになる、のずっと先にあるものは、おそらく、新しい命の誕生という結果なのだろう。そのための「キッカケ」が「恋」というもので、遠い過去の「命の根源」から仕込まれた「感情」だと言えると思う。

 なぜ、プラナリアのように分裂して殖えるというものから、交配によって殖える、さらに雄と雌に別れての交配へと変わっていくか、と言えば、生物学的な話になってくると思うが、まずは、生活環境に適応する個体が生き残っていくため、さらに競争によっていろんな意味での強さを選別して生き残っていくため。そのために交配相手がランダムに近い形で「感情」によって選別されるとすれば、それが、「何が違うのでしょう」の回答と言えるかもしれない。



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