夜の闇が私に重く被さってやがて私を喰らいつくす貴方の笑顔は朝の光命のくすぶりを明るく踊らせる光貴方の笑顔が見たい 遮断された壁はやはり無機物私の命のささやきなど地球のどこにも無く私は宇宙の箱にひとり取り残された虫貴方の声が聞きたいとおく青い
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わたしの為にそなえられたきめ細かなヴェールきず一つなく今、この時を引きたてるあなたは風と図って追いかけるわたしの指をすり抜けて舞う羽毛鳥の声は葉かげをうつろいかざり羽根はかろやかに弧を描く嗚呼、この両手におさめられないおどる苛立ちも 薔薇の
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