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2013年11月15日21:41

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『なんでもないクリスマスの夜』〜返詩で繋ぐ詩集より


たくさんの星が目の前で小さく燃えて
僕らのディナーを彩っている!

工場で正確にしくまれた電飾や
ノーテンキで電気仕掛けの鐘の音も
しらじらしい作り物では喜べない

おむすび持って静かな山で
君と二人でクリスマス

意味なんて知らない
僕らの今に入り込めるのは
「寒いね」
の風と
「暖かいね」
の毛布と
「目の前の星たちだー!」

おむすびの具が落ちて大笑いの
何でもないクリスマスの夜

ホットコーヒーで手先を温めて
「ほら、」
って、ほっぺに触る口実

「温かいね」



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