『沈黙』 遠藤周作著
日本文学不朽の名作を読む第二回。
ちなみに初回は『砂の女』ね。
→66
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1842193803&owner_id=263792
>『沈黙』(ちんもく)は、遠藤周作が17世紀の日本の史実・歴史文書に基づいて創作した歴史小説。
(中略) 江戸時代初期のキリシタン弾圧の渦中に置かれたポルトガル人の司祭を通じて、神と信仰の意義を命題に描いた。(後略)
、、、、、、。
感想も沈黙っつーことで、ブン投げようかとも思ったが、それじゃ第三者に何も伝わらないんで。俺の貧弱な語彙でどれ程的確に今の心境を綴れるか解りませんが、取り敢えず率直に書いてみます。
読書期間中、気付けば今作のことについて考え込むぐらい、心にさざ波を起こしてくれましたよ。
あぁぁ〜〜鬱陶しい。
俺の日記なんで、好き放題書くぜ。
何ッ!?何なのッ!?
何でここ迄ボロクソ書かれにゃならんの??
やっぱさぁ日本人って、ドMなんじゃね?
自分達の国をけちょんけちょんに描写されて、名作って、、、
もうちょっと、「オイ!これは違うだろ」みたいな声が挙がってもいいと思うんだが。
兎に角、江戸初期日本の描写が辛辣。
灰色の海と空。肥溜めと腐った魚の臭いが充満する痩せた土地。
農民達は純粋だが、無知で不潔で醜悪。侍は、狡猾、陰険、サディストの差別主義者。
冗談じゃねぇーーわッ!
戦国末期から江戸初期のかけて、苛烈なキリシタン弾圧が行われたのは史実であるが、これだけをもって、日本を野蛮な国と決め付けるのはいささか公平さに欠ける。
宣教師達に、布教を隠れ蓑にした植民地主義の尖兵という側面があったのは紛れもない事実であり、中には奴隷貿易に関与していた例もあるわけで。
それを当時の為政者である秀吉・家康に看破され、紆余曲折を経て禁教に至ったということを忘れないで頂きたい。
そもそも、異端審問・魔女狩り・十字軍・南米侵略を引き起こしたカトリックが偉そうに上から目線で、日本に道徳的教義を説くという構図が我慢ならん。
勿論、日本に対する辛辣な描写は、この小説に於いての核心ではなく表層的なものなのだが、それでも、そうと解っていても、読み流せねぇッ!
狐狸庵先生の真の意図がどうだったのか?俺には計りかねるけれども、俺が一番懸念してんのは、西洋文明に身を置いてる人間が今作を読んだ時、どーいう印象を日本に対して抱くかっつーことなんですよ。
ハリウッドで映画化らしいじゃん。
http://eiga.com/news/20130508/6/
『沈黙』を通して日本を見た場合、日本異端論や反日勢力に塩を送っちまうんじゃねぇーかってこと。
「ホレ、見たことか」と彼らの偏見や侮蔑が増幅され、固着するのを心配しとるんですよ、俺は。
まぁ、ナベケン出演なんで、そんなに一方的な作品にはならんと思いますが、、、
ここ迄ボロクソ書いてっけど、名作としての重みは凄いぜ、誰の心にもズシーンと来るはず。
だからこそ、感想の全てが物語の本質ではなく、日本に対する描写について持ってかれるっつーのは非常に残念。
で・も・ね、やっぱ、読み捨てなんねぇッ!
まだまだ純文学は早過ぎた
★★☆☆☆
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