『「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか』 ジェームズ・B・ウッド著 茂木弘道訳
また大戦もの。
遂に7月から『ザ・パシフィック』が始まるので、米側からの考察にも触れておこうかと。
http://www.wowow.co.jp/drama/pacific/
膨大且つ詳細なデータを基にあらゆる私的感情を排し、アメリカ人歴史家である著者が日本の敗因を分析する。
西洋人特有の日本に対する誤解や偏見は、訳者が適宜修正してくれているので、概ねバランスの採れた内容となっており、私自身非常に興味深くサクサクと読み進むことが出来た。
歴史に学ぶことは多々あれど、先の大戦程、現在を生きる日本人に多くの教訓を残しているものはあるまい。
戦争を知ることは、平和を実感し感謝することに直結する。
日本がいかに戦い、いかに敗れたかを知ることは決して無駄ではないはずだ。
今回本書に於いて私が特に強く感じたのは、リーダーの大切さである。
いかに強大な組織でも、それを束ねる指導者が無能ならば、その組織は衰退していく。
精強無比を誇った旧陸海軍部隊が無謀な戦略の下、次々と壊滅していったのは正に歴史の証左であろう。
指導者いかんによっては、そもそも大戦そのものを回避出来たかもしれない。
幸いにも、現在の日本は民主主義国家である。
国を率いるリーダーについて、間接的ではあるが国民がある程度選択に関与出来る。
W杯も一段落ついた。
サムライ達に対する熱い想いの十分の一でもいいので、日本の未来についても考えて頂きたい。
日本のリーダーには誰が相応しいか?
まだ一週間ある。
日本の未来は、私の、私の家族の将来でもあるのだから。
それでもやはり無謀
★★★★☆
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