円城 塔 (著)
真に、真に、恐るべき難敵にございました。
かくゆう某、憚りながら過去四百五十戦、無敗を自負致しております。
それがまさかまさか、ここまで追い詰められようとは。
あと一押し、本当にあとほんの一押しでございました。それ程迄に追い詰められていたのでございます。
どうにかこうにか踏み止まり、土俵を割らず(読書を途中放棄せず)こうして今、筆を執っておる次第。
まさに一項一項、一行一行、一文字一文字が、悟り(読了)に至るための苦行に次ぐ苦行。
かのお釈迦様(ブッダ・オリジナル)は、悪魔マーラに瞑想を邪魔されたと伝わります。
某の場合は睡魔でございました。
一文字読んでは瞼が重くなり、一行読んではこっくりこっくり、一項読み終える頃にはウトウトと。
喝ッ!!
某の如きは、人様の著作を拝読致しましては只、駄文を捏ね繰り回すのみ。
過去四百五十戦、ただの一冊も読書を途中放棄したことがないということのみが、唯一の誇りなのでございます。
かくの如く有様にて某と致しましても、そう易々と今作に、「四百五十戦無敗に初じめて土を付けた作品」という称号を贈るわけにはまいりません。
かのお釈迦様(ブッダ・オリジナル)が禅定に入られた境地とは程遠く、こうして意地のみでかろうじて睡魔を退け、やっとのことで読了に漕ぎ着けたのでございます。
これこそ執着をも超えた妄執とでも申しましょうか、まさに煩悩の極み。
執着こそが苦しみの根源であると。
かのお釈迦様(ブッダ・オリジナル)も、そう説いておいでにございます。
はて、もしかして?
眠気を誘う文章で執着を呼び起こし、その執着を克服する苦行を以って悟りに導く。
今作自体が円城上人のありがたいお法話だったのでは、、、
、、、、、、。
ハイっつーわけで、マジでホントに全然面白くなかったですゴメンナサイ。
何とか本編は読了したものの、仏教用語とAIの専門用語が吹き荒れる、難語&難読漢字の拾い上げは屈辱の挫折。
訳解らん聞いたこともない様な言葉が次から次へと。只でさえ眠いのにこんなのメモってられるかッ!!と敗北宣言(哀)
円城先生とは八年振りの再戦。
246冊目『プロローグ』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966550113&owner_id=263792&from=list_diary_title
↑コッチ読んでください。八年振りに読んでビックリ、殆ど同じ感想。
要は読む順番。
今作を先に読んでいれば、これほどの酷評にはならなかったはず。
ちなみに『プロローグ』は、年間五位に食い込むほどのお気に入り。
その『プロローグ』への評価の大部分が、「まさか、こんな作品がまだあるとはッ!!」という斬新さに対するもの。
しかしッ、猫騙しの奇襲が通用するのは初戦のみ。
マジでホントに殆ど同じなんだもん。多少の味変といえば、仏教要素の導入とガンダムネタがエヴァネタになったくらい。
『プロローグ』でも書いてますが、読者にある程度の教養を要求してきます。
身も蓋もない言い方すると、バカお断り。
AIや理数系はからっきしな俺ですが、仏教については、普通の人より知識はある方だと思ってます。
読中もハイハイあの説話のパロディね、みたいな感じでしたし。
仏教知識そこそこ、『プロローグ』もお気に入りとくれば、今作を受け入れる下地は十分なはず。
それでもこの有様ですわ。
もし小説を一冊も読んだことがない活字嫌いの人間に、今作を読了させることができたならば、それは最早、行動心理学における悟りと言っても過言ではないでしょう。
実は今回の核心であるところの、内容が殆ど同じじゃんって感想は以前にもありまして。
309冊目『劇場』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976998883&owner_id=263792
絶賛と酷評。
何が二作を分けたのか?
例えばミステリーの新作で、トリックが前作の使い回しだったとしたら?
感動や共感は何度も使える技なのに対し、斬新さは一作家につき一作こっきりということです。
結局は俺の独断、全ては読む順番也。
御無礼は平に、、、
進化したAIが悟りを開く、、、最高に唆るテーマなんですけどね。
過去最強
★☆☆☆☆
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