青崎 有吾 (著)
>じゅぞぞぞ。
さて何の擬音でしょうか?
正解は、今作の天才ギャンブラー「射守矢真兎」が、いちごオレをストローで吸い上げる音でした。
はいはいデスゲームものね(命のやり取りしてねぇけど)、漫画アニメで散々見てきたジャンル。
小説って媒体じゃ分が悪いんじゃないの?と、少々の意地悪さを催して手に取った次第。
デスゲームものって、ストーリーはあってなきが如しじゃないですか。
ぶっちゃけ、プレイヤーのキャラクターとゲーム内容が九割。
まさか擬音のみでここまで真兎というキャラクターを、読者の第一印象に捩じ込んでくるとは、、、青崎先生やるじゃん♪
この不快な音だけで如何に真兎が曲者っかってのが、ひしひしと伝わってきます。
デスゲームのメインプレイヤーは大体二タイプに別れるもの、技巧派かブッ飛び派。
緻密な戦略戦術、あらゆるテクニック(勿論イカサマ含む)を駆使して勝利に一歩ずつ近付いて行く技巧派。
カイジ、ダニエル・J・ダービー 、傀など。
豪運や恐怖心が麻痺した異常な精神力で、強引に勝ちに行くブッ飛び派。
蛇喰夢子、空条承太郎、小泉ジュンイチローなど。
で、今作の射守矢ぁ(←佐分利会長のこの言い方大好きッ♪)は、、、ハイブリット。
天才的頭脳・心理戦の駆け引き・イカサマの手際・豪運・強靭な精神力、、、あと優しさと可愛さ?全部持ってるチート級。
一番近いのは、、、『嘘喰い』の斑目貘かなぁ〜〜?
まあ、ここいら辺は皆さんそれぞれなんで何とも言えませんが。
っつーわけで、射守矢ぁは、漫画アニメの伝説キャラにも引けを取らない相当の強キャラに仕上がってます。
じゃあ対戦相手は? こっちも中々の面子。
堅物・咬ませ・俺のイチオシ佐分利生徒会長・咬ませ二号・ラスボスって感じ。
いやぁ〜〜佐分利会長の映像化楽しみだわ♪
咬ませキャラの弱さも、きちんとゲーム内容で補ってるから無問題。
初戦の堅物で世界観を掴ませてラスボスはお嬢様と。またこのパターンかよのデスゲームあるあるで萎えかけるも、怒涛のゲーム展開でぐんぐん盛り返してきます。
そうなの。デスゲームものもう一つの要素、ゲーム内容が凄い。
グリコ・坊主めくり・ジャンケン・だるまさんがころんだ・ポーカーの全五戦。
読者も一度は遊んだことがある超メジャーなゲームに加えられる絶妙なる独自ルール。
そして誰もが驚愕し納得する、「その手があったか」という大どんでん。
五戦全てどのギャンブルでも、射守矢ぁが自らの天才的頭脳・心理戦の駆け引き・イカサマの手際・豪運・強靭な精神力を総動員して勝つべくして勝ってます。
百戦錬磨のダービー兄をビビらせて降ろさせるみたいな、強引な勝ち筋が一つもないw
これまで数多のデスゲームを見て来ましたが、今作のゲーム完成度は最高レベルといっても過言ではないでしょう。
最後に強いて言うならばラスボスとの因縁、射守矢ぁがギャンブルをやり続ける理由がもうちょっと欲しかったかなと。
まあね、デスゲームものにストーリー性求めてもしょうがないんですが。
それにしても小説でよくぞここまでと最大限の賛辞を送りつつ、やっぱりデスゲームものは漫画かなと。
大量の解説図がそれを雄弁に物語ってます。
射守矢ぁなら、三部の承太郎にも勝てると思う(勿論時止め禁止ね)w
★★★☆☆
ログインしてコメントを確認・投稿する