森見 登美彦 (著)
魅惑のヴィクトリア朝京都で繰り広げられる、摩訶不思議なるホームズ冒険譚。
えぇーと、ヴィクトリア朝京都?
ロンドンではなく、はい京都です。
そう、あの京都。雅な寺社仏閣が立ち並ぶ千年の都。
京都とホームズって、いやいやないでしょと思ったものの、そこは森見ワールド。強引ながらも良い具合に仕上がっちゃってます。
微笑ましい駄目人間が次々と登場し、何とか現状を打開しようと藻掻くけれども、より一層の駄目さ加減を際立たせてしまうという、いつもアレです。
喧嘩や嫉妬はあるけれど、基本的には流血も暴力も憎悪もない、優しい世界が描かれます。
原典を読んでいればもっと楽しめていたであろうキャラクター、そのホームズたちが京都で暮らしているというブッ飛んだ設定、細部まで作り込まれた世界感、そしてこの優しい世界を流麗に書き綴る丁寧な言い回し、そうまさに、「THE 森美 WORLD 」へようこそって感じ。
勿論俺も大好きな雰囲気なんですが、一つ大きな弱点が、、、
面白くない。
読んでて度々眠くなっちゃいました、こんなの初めてかも。
昔々、ゴルフが趣味のお嬢様に言い寄ったことがあるんですが、話が全然合わなくて。
好きなのに一緒にいても全然楽しくないのよ、アレ思い出しました。
伝わりにくいかもですが、俺の中で小説を批評するにあたって、好きだけどつまんない/嫌いだけど面白いってのはよくあること。
お伽話みたいなノリが退屈だったのかしら?
途中森美作品らしからぬダークな気配も漂わせて、並行世界とか俺が喰い付きそうな餌もぶら下がってるのにも関わらず、気付いたらウトウトしちゃってる始末。
もしかしたらこれって、並行世界のロンドンに引き寄せられてる?
ひょっとしたらヴィクトリア朝京都の方かも?
っつーわけで、浅ぁ〜い感想になってしまいました、ゴメンナサイ。
逆(嫌いだけど面白い)だったら、もっと色々書けるんですけどね。
面白さが全てじゃないけど、一番大事なのも面白さ
★★★☆☆
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