「Pictures at an Exhibition」
1971年に発表された通算三枚目で初のライヴ・アルバム。
活動初期から演奏していたムソルグスキーの展覧会の絵のカヴァーですが、
原曲をそのまま演奏するのではなく歌詞を付けたりオリジナル曲を挟んだりと
大胆なアレンジを施した組曲に仕上がっています。
発売後にベストセラーになった代表作の一枚ですけれど、発売に積極的だったのは
ブートレグ対策に有効だと考えたマネジメントとレコード会社であって
既にタルカスのレコーディングも終えて次のステージに進もうとしていた
メンバーは発売に乗り気ではなかったと伝えられています。
今、改めて聞いてみると安易にクラシックの楽器を使用したりオーケストラと
共演したりしないであくまでロックとしてクラシックを演奏したから
ロックな部分が損なわれずに時代の風化に耐えたのだろうなと感じました。
ロックとクラシックの融合と言うのは音楽的には刺激的ではあるんですが
生のオーケストラとの共演はニュートロルスなど幾つかの例を除いては
互いの良さをかき消してしまうケースが非常に多いからです。
言葉は悪いですが敷居の低いクラシックにしたからこそここまでの
ヒット作になったのではないかと思います。
キーボードロックの金字塔としてこのアルバムを外す訳にはいきませんし、
これからELPを始める人にも分かり易さにおいてお勧めの作品の一枚です。
Pictures At An Exhibition
https://www.youtube.com/watch?v=U7NAGTq_IJQ&t=420s
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