恩田 陸 (著)
「恩田先生っぽいわあぁぁ〜〜」
正直この一言で充分。
今回これで逃げ切ってもよかったんですが、超短文でけむに巻く手口は既に実践済み。しかも二回、いずれも恩田作品。
71冊目『Q&A』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1853131324&owner_id=263792
344冊目『灰の劇場』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982211191&owner_id=263792
流石に三回目は無いぞと。
だもんでこれ以降、何やかんやと捏ね繰り回す駄文感想は、蛇足以外の何物でもありません悪しからず。
映像化の度に事故に見舞われる曰く付きの小説「夜果つるところ」
謎の作家である「飯合梓」、彼?彼女?の愛好家が集うクルーズ旅行を取材する機会を得た「蕗谷梢」は、同じく飯合梓のファンである夫と共に豪華客船に乗り込むのだが、、、
「恩田先生っぽいわあぁぁ〜〜」
このフンワリ感、浮遊感、どっちつかずの着地、全然面白くないのにサクサク読めちゃう不思議な感覚。
この白でも黒でもない灰色なグラデーション、、、あっ、鈍色か、そうそう、今にも雪が降って来そうな空の色ね(もうちょっと明るめかな)
だって656ページの大長編だぜ、普通無理でしょ面白くなかったら。でも読めちゃうだなぁ〜コレが。
起承転結ナシ、ストーリーあってなきが如し、ヤマなし・オチなし・意味ナシ。
656ページ全編に亘って、謎の作家「飯合梓」のエピソード、取り留めのない会話、思わせ振りな心理描写が繰り返されます。
この何も起こらないマッッッタリとした雰囲気を、自分も豪華客船に乗り合わせた一乗客として楽しむ作品かと。
まあね、脇でお互い離婚歴がある主人公夫婦の微妙な距離感みたいなスパイスも効いてますけど、俺独身なんで、勿論離婚歴も無いし。ここいら辺の機微は感じ取れず。
芸能界や出版業界の裏話もイマイチ心惹かれず。
そもそも核心である「飯合梓」に全く興味をそそられません。
もし今作にハマったら、早速『夜果つるところ』もチェックしようと思ってましたが、図書館で見かけて数行読んだきり。
この手のスピンオフは、好きな作品だったら堪らないんでしょうけど。
しかし読む前と読んだ後で、全く心境に変化がない作品というのも稀有というもの。
喜怒哀楽、感情の起伏が殆ど現れない読む作業。
しかし決して苦痛じゃないというのがミソ。
ちょっと言い過ぎですかね?
でもね、九作目なんですよ恩田作品、数えたら今作で九作目。
何やかんや文句垂れつつ九作も読んでやがんの。
これはココでもトップクラスの読了作品数。
しかしながら、星は計算したら約2.67と平均をやや下回る結果に。
俺が小説を評価する際の三軸。
面白い/面白くない ★ 好き/嫌い ☆ 感想文が疾走る/疾走らない
面白くないし好きじゃない、勿論感想文に書くこともあんまりない。
なのにッ何故か読んじゃう恩田陸ッッ
作品共々つくづく不思議な作家さんです。
THE 恩田 WORLD
★★☆☆☆
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