東野圭吾著
東野先生お久し振りです、『マスカレード・ホテル』以来何と!八年振りですよと。
いつもならココで『マスカレード・ホテル』の感想へのリンクを貼るんですが、今回は貼りません。
何故ならば、、、殆ど同じこと書くから(爆)
三十年の時を越え、悩み事を相談出来る「ナミヤ雑貨店」を巡るファンタジー。
八年前も書きましたけど、今回も書きます。
THEベストセラー。
隙が無い。
人気があるの解りますよ。誰が読んでも面白いし、誰が読んでも感動するでしょう。
でもやっぱ皆が好きってことは、好き嫌いが分かれる特徴に欠けてるってことでもあるわけで。
アクといいましょうか、イロといいましょうか、クセといいましょうか、、、
その作家特有の作風みたいなもんが薄っすぃーんだよなぁ〜〜
超高性能AIが、あらゆる読者の好みを分析して売れるためだけに書いた文章と申しましょうか、、、
面白かったし感動もしました。
そう、そうなんです、世間で認められてるベストセラー作家の作品を素直に認めたくないという俺が、捻くれて天邪鬼批評してるだけなんです。
次々と悩み事を相談されて、それぞれにアドバイスしていくっつー短編連作形式。
登場人物の善意や優しさが、じわじわと他の人たちへ伝わっていく様は読んでて本当にホッコリします。
各章に散りばめられた伏線の数々が、綺麗に繋がっていくのも快感。
ただちょっと時系列がややこしくて、読了後感動の余韻に浸ろうとしてたら、あれ?このシーンの時系列どうなってんだっけ?と考え始めちゃって、折角の感動が思考に塗り潰されるという失態。
「Don’t think! FEEL!」
ブルース・リーが傍にいたらはたかれるわ。
そうそう、THEベストセラーとか言って腐ささずに、素直に感動しましたって書いときゃいいのよ。
、、、でも何か引っ掛かんだよなぁ〜〜
第四章が夜逃げの話で、「うち、夜逃げするのか?」って台詞あんですけど。
中学生の息子が母親を問い詰めるシーン。
あと「なんで、そんことになったんだ。うち、そんなにお金がないのか」ってのも。
「夜逃げするのか/お金がないのか」って、オッサンみたいな言い方じゃね?
中学生が母親に言う言い方じゃねぇと思うだけど。俺だけ?
この四章だけ、ちょっと毛色が違うんだなあ。
終わり方も他の章と比べて苦み走ってるし、さっきまでホッコリしてたのにいきなりヘビーな展開ブチ込まれて、おいおいマジかッ!?ってなりましたよ。
あとは、ソフトカバーなのもチャチくて嫌。東野御大作品なら余裕のハードカバーだと思うんですけど。
何をケチっとるんですか?角川書店さん。
と、またまたどーでもいい重箱の隅をほじくってますけど、面白くて感動するのは保証します。
感動する生協の白石さんみたいな感じ
★★★☆☆
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