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2021年11月14日21:49

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才人、オリー・ハルソールを語り尽くす

オリー・ハルソール。

特に、70年代の英国ロックに大きな足跡を残した左利きのギタリストです。

プロのキャリアのスタートは1966年結成のタイムボックス。

なんと、グループ結成時はヴィブラフォン奏者でした。

幾度かのメンバー・チェンジを経てマイク・パトゥやドラムの

ジョン・ハルシーが加入。

唯一、英国で(のみ)チャートインしたフォー・シーズンズのカヴァー

「Beggin」で確認出来ます。

Timebox - Beggin'
https://www.youtube.com/watch?v=WJ_QW3m_YO8

バンド後期にはギタリストに転向し、マイクとの共作でシングルを

数枚制作するも売れずに解散する事になってしまいます。

今聴くとカップリング曲の方が彼らの本質が浮き出ているかなと思います。

Timebox - Baked Jam Roll In Your Eye
https://www.youtube.com/watch?v=ri24Pr_mW00

Timebox - Poor Little Heartbreaker
https://www.youtube.com/watch?v=np3jXNKoQbE

Timebox- You've Got The Chance
https://www.youtube.com/watch?v=thQ5TLd61oY

タイムボックスに最後に残ったメンバーで70年にパトゥが結成されました。

パトゥは、マイクとオリーの個性を前面に出したユニークな音楽性で

聞く人によってプログレやジャズ・ロックなど分類が分かれるグループです。

70年代英国ロックと括るのが一番しっくりくる様な気がします。

Patto - San Antone
https://www.youtube.com/watch?v=4Ajl67u_hL4&list=RDGMEMJQXQAmqrnmK1SEjY_rKBGA&index=1

Patto - Man
https://www.youtube.com/watch?v=kUCYetxB7rI&list=RDGMEMJQXQAmqrnmK1SEjY_rKBGA&index=13

パトゥが不幸だったのは、ファーストアルバムが思ったほど売れなかった

からか、全盛期に公式のPVやらライヴ映像を残せなかった事です。

上記の映像もバンド主導ではなくTV番組のビートクラブ出演時のものです。

代表曲の決定的なライヴ映像などが高画質で残っていたら

もう少し魅力を伝えやすいのにといつも思います。

PattoーHold Your Fire
https://www.youtube.com/watch?v=BDR_uAt7QOA&list=OLAK5uy_namimd6MK4AlksO8ds-ZUsozQvD_kkJWA

PattoーAir Raid Shelter
https://www.youtube.com/watch?v=56YsyUkxw8A

PattoーLoud Green Song
https://www.youtube.com/watch?v=MRaOSvAK9M4

73年、ジョン・ハイズマンに誘われてテンペストの5人目のメンバーとして

加入します。

僅かな期間とは言え、アラン・ホールズワースとのツインギター体制が

実現した事はロックの重要な歴史としてもっと認知されるべきです。

Tempest ‎– In Concert 1973 - 1974
https://www.youtube.com/watch?v=euvJmtIPyEE&t=2305s

アランとヴォーカルのポール・ウィリアムスが抜けた事でバンドは

トリオとなり、オリーはヴォーカルも兼任します。

テンペストはファーストアルバムの評価が圧倒的に高いですが

セカンドのLiving In Fearも完成度は高いです。

特に、オリーのファンであれば避けて通る事は出来ません。

Tempest - Living In Fear
https://www.youtube.com/watch?v=0U1aHr9tf1E

Tempest ーPaperback Writer
https://www.youtube.com/watch?v=zGU-uCw5PsQ

TempestーTurn Around
https://www.youtube.com/watch?v=cflm8jXBWo0

セッション活動で知り合ったケヴィン・エアーズとは馬が合い、

74年発売の「夢博士の告白」から92年に亡くなるまで断続的に

ケヴィンの右腕としてバンドに在籍しました。

私は行けませんでしたが、初来日もケヴィンとのものでした。

KEVIN AYERSーThe Confessions of Dr. Dream and Other Stories
https://www.youtube.com/watch?v=vAGiMdQISsg&t=44s

Kevin Ayers - Lady Rachel, Belgium 1975
https://www.youtube.com/watch?v=yTH-D4g8zZE

75年、一時的なパトゥの再結成を経てマイクとオリーはボクサーと言う

新しいバンドを始動させます。

パンク前夜だからか、オリーのキャリアの中では最もシンプルなプレイに

徹しているのが興味深いです。

BoxerーShooting Star
https://www.youtube.com/watch?v=P6Ql_Un7IrU

Boxerー Hey Bulldog
https://www.youtube.com/watch?v=Ei12PC7OuuU

76年にエリック・アイドルやニール・イネス等によって結成された

ビートルズのパロディーバンド、ラトルズ。

78年に企画されたテレビ映画『オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ』に

元パトゥの同僚であるジョン・ハルシーがドラムスで関わっていた事から

オリーもアルバムのレコーディングに参加します。

しかし、アルバムではほとんどのギターを弾いていながら、ルックスが

ジョージに似ていないからか映画では写真のみしか写らない役しかもらえず

完全に影武者の様な扱いを受けてしまいます。

The Rutles - With A Girl Like You
https://www.youtube.com/watch?v=RS73iuwxA7M

The Rutles - Get Up And Go
https://www.youtube.com/watch?v=amiBTezWKqQ

オリーは79年にソロ作、80年にジョン・ハルシーとの共作でアルバムを

発表します。

経済的には自身の関連アルバムよりセッションの方が実入りが良い状況が

続き、ピザ屋のCMソングを手掛けるも不採用となるなど運にも恵まれず、

この頃には愛用のギターを売るほどだったと言います。

ハルシーの回想として「なんで売れないんだろう、腕はいいと思うのに」と

オリーが語ったと言うライナーノーツを読んだ時には胸が苦しくなりました。

Ollie Halsall & John Halsey- Monkey on My Back
https://www.youtube.com/watch?v=YlTWYP9MAds

Ollie Halsall & John Halsey- Marietta's Pizzas #1
https://www.youtube.com/watch?v=zItdipbCt8A

80年代以降のオリーはケヴィン・エアーズとの仕事を中心に

セッション活動のみを行い、二度とバンドを組んだりソロアルバムを制作する

事はありませんでした。

ただ、ギタリストとしては最後まで光るものがあったのが救いです。

ここでは、当時ポリスのメンバーとして飛ぶ鳥を落とす勢いだった

アンディー・サマーズとも共演しています。

KEVIN AYERS & FRIENDS - Live Spain TV (1981)
https://www.youtube.com/watch?v=w6wq1--uY28&t=2071s

こんな大物とも共演しています。

John Cale - Dying On The Vine - Live OGWT 1985 with Ollie Halsall
https://www.youtube.com/watch?v=w-q-GGiAt8Q

最後は、やはりケヴィン。

KEVIN AYERSーFlying Start Spanish TV 1987
https://www.youtube.com/watch?v=tepmPBG5TMk

Kevin Ayers & Ollie Halsall- Goodnight Irene/ Live at The Hilversum, Netherlands April 2, 1992
https://www.youtube.com/watch?v=N5AuA3loja8

オリー・ハルソール(とケヴィン・エアーズ)よ、安らかに。
















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