服部真澄著
弘法大師空海ですね。
いきなりですがネタバレから入ります。
「早く唐行けよッ!!」
スイマセン、今回はネタバレ連発の感想文となります。
弘法大師空海の生涯となれば当然、入唐して密教の極意を会得するところがハイライトなはず。
遣唐使として海を渡れば、俺の大好物である異文化交流要素も絡んできてこりゃ面白くなるぞぉ〜と楽しみに読み進めていたのですが、これが待てど暮らせど渡海しない。
ずーっとダラダラ日本での少年期の描写が続きます。
「早く唐行けよッ!!」
スイマセン、大事なことなんでもう一回言わせていただきました。
ここまで来たら、ついでにもう一つズバリ言わせていただきましす。
△▼△完全ネタバレ▼△▼
何とッ!!遣唐使時代まるまるカットです(怒)
△▼△完全ネタバレ▼△▼
マジか、、、嘘でしょ、、、
まさか、タコが入ってないタコ焼きを食べているとは夢にも思わなんだ。
っつーか、空海の生涯をテーマにした小説というよりは、朝廷内の権力闘争に重きが置かれています。
次の皇位継承者は誰か?親兄弟親族間での骨肉の争いに若き日の空海が巻き込まれていくという流れ。
この部分が史実なのか服部先生の創作なのかは定かではありませんが、普通に唐で密教学んでる方が面白いと思うのだが、、、
作品に対する熱中度は、如実に露骨に読書スピードに現れます。
まあ〜〜遅い遅い&休む休む。
小説を楽しむのではなく、文章を読む作業状態。
それでも、若かりし空海が悟りの片鱗を掴むシーンは素晴らしい。
欲望や嫉妬などの心の弱さと向かい合い、清濁併せ呑み、理想を追うだけではなく現実にもきちんと対処できるようになったその姿には魅せられます。
でも、ココだけ。
後は醜い権力闘争と、キャラが立ってない主役と、パッとしないエピソードの羅列。
入唐ともう一つ楽しみにしていた最澄とのライバル関係もあっさり。
何っつーか、定番じゃない新しい空海像を描こうとしてスベってます。
空海に関しては、もう一回違う作家さんできちんと読みたいところ。
兎に角、今回は相性が悪かった。
服部先生も違う作品で再対戦ですね。
御無礼は平に、、、
全てがこの一言に「早く唐行けよッ!!」
★★☆☆☆
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