下村敦史著
黙秘を続けていた連続猟奇殺人犯「浅沼聖悟」
死刑判決を受けてやっと開いたその口から衝撃の事実が飛び出した。
曰く、連続殺人事件のうち容疑を否認する一件の真犯人の遺体を思い出の場所に隠したという。
その美貌と秘められたカリスマ性で人々の耳目を集めていた浅沼の一言は、ネット上に遺体探しブームを巻き起こしてしまう。
何とか再生数を稼ぎたい少年ユーチューバーたちはこのネタに飛び付くが、、、
これまで色んな小説を読んできて、これから人生を生きる上で、朧気ながらに掴んだ俺なりの真理?みたいなものが二つあるんですよ。
「意思伝達は言語で明確に」
態度や仕草、雰囲気から察してくれはコミュニケーションの怠慢である。
「他人に自分の価値観を押し付けない」
どんなに素晴らしい意見でも強要した時点から諍いが始まってしまう。
過去の感想文読んでもらうと分かると思いますが、大体この二つで押し切ってますw
で、今回はというと、、、「他人に自分の価値観を押し付けない」の出番ですね。
いやこれね、マジで全人類が肝に銘じてほしいッ!
コロナ禍も相まって昨今、我こそは正義也、俺の言ってることが正しいんだからお前等従えっつーのが大量発生してませんか。
求められているのは貴方の意見ではなくて、科学的根拠なんですけどみたいな。
日本は法治国家なんで、人々に行動を強いるならば法律を制定しなければならないんです。
逆の言い方をすれば、法にさえ触れていなければ基本的に自由なんだなコレが。
とはいえ、日々生活していれば何でもかんでも法律で白黒付けられるわけじゃありませんよね。
故に法律の前段階、常識やマナーなどの曖昧な不確定要素の各個人における捉え方の差異が軋轢を生じさせてしまうという問題が起きるわけでして、、、
って、また本の感想じゃねえぇぇぇーーーッ!!
サーセン、軌道修正しまぁ〜〜す。
そうそう、「他人に自分の価値観を押し付けない」です。
親の価値観の押し付けによる過剰な躾が、幼少期の子供に取り返しのつかない悪影響を及ぼし、やがては怪物を育て上げてしまうっつーね。
まぁ、アルアルですな。
そうなんです、アルアルなんです。
ミステリーあんま読み慣れてないけど、そんな俺でも展開を簡単に予想できました。
謎解きに関しては特筆なしですね。
あッ!あと圏点多過ぎ。キーワードに全部が全部点々付いてんだもん、あんだけ親切だったら皆気付きますよと。
ユーチューバーの内部事情描写も予想の範囲内、何か時流を無理矢理ねじ込んだみたいでやや浮いてます。
っつーわけで、やはり一番響いたのは「他人に自分の価値観を押し付けない」というメッセージ。
巷にはびこる行き過ぎた正義感に対する強力なアンチテーゼは爽快、大いに溜飲を下げさせていただきました。
ヤベぇ、殆ど感想になってねぇーけど、そんなとこです。
三年に一回くらい撮り忘れるんですよね → 表紙
★★★☆☆
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