山崎光夫著
眠れないお殿様のために、夜ごと戦国武将の話を聴かせる福岡藩藩医貝原益軒。
ってまた「千夜一夜」チックな設定。
益軒さんって、健康本の元祖『養生訓』の人らしいですね。
で、この益軒さんが披露する武将エピソードなんですが、半分ぐらい既知なんだよなぁ。
僭越ながら私めも、戦国に関してましては一応中級者を自負しておりますんで。
「ハイハイ知ってる知ってるまたその逸話でしょ」ってのの繰り返しとなると、どうしてもインパクトに欠けます。
加えて語り口も淡泊、一話一話が掌編でサックリ終わるとなれば、黒田光之公ならずとも俺まで眠気に誘われる始末。
かといって初心者向けかというと然に非ず。戦国武将のエピソードなんで、それなりに武将の基本情報が入ってないと味わいも半減といったところ。
素直に、貝原益軒をドッシリ主人公に据えた一代記ほうが良かったかも。
小説に非ず武将のエピソード集也。
★★☆☆☆
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