逢坂 剛 (著)
263冊目『果てしなき追跡』
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「あのッ 逢坂歳三とッ 八年振りの再戦ッッ」
いやぁ〜〜久し振り。
何せ八年振りだからねぇ〜〜、殆ど忘れちゃってますけど。
先ず『果てしなき追跡』の感想読み返して、プロローグ読み終わったところで、まざまざと思い出しましてきましたよと。
そうそうコレコレこの感じ。
続編敬遠で八年もほったらかしにしてたけど、もっと早く読めばよかったわ。
次回作『ブラック・ムーン』で完結とのことで、正直今すぐにでも読みたい。
しかしながら、「一作家一年一作品」という縛りあるんで。『ブラック・ムーン』は来年までオアズケなのでした。
っつーわけで、八年のブランクも何のその、懐かしの西部に舞い戻ってきたぜ。
今回もざっと計算してみるに、毎時約70ページというかなりの読書スピードを記録。
このペースだと週末を待たずして読了しそうだったんで、先に次回作(453冊目)借りちゃいました。
したら、あのラストですよ。あちゃー先走っちまった。
もし週末に読み終わってたら、我慢しきれず縛り破って『ブラック・ムーン』借りてたことでしょう。
で今作。前作同様の面白さなんですが、一つ大きな弱点が、、、
内藤隼人こと、土方歳三の出番が少な過ぎるッ!!
いくら何でも少な過ぎんでしょ、出し惜しみの温存策がえげつない。
ホント数シーンよマジで。確かに脇も良いけど、俺は逢坂歳三に逢いたいっつーのッ!!
この気持ちはヒロインの「時枝ゆら」にも負けてませんw
そんでもって散々出し惜しみしといて、あのラストよ。
読者焦らしにも程があるってもんですぜ、逢坂先生。
で、その土方歳三の穴を埋めるのが、宿敵「マット・ティルマン」の子「ダニエル・ティルマン」と、ゆらのストーカー「高脇正作」の二人。
歳三の魅力には敵いものの、ダニエルと高脇も面白いキャラクター。
特に高脇は、もうちょっと作り込んだら化けるのにもったいない。
ゆらに横恋慕を募らせる元新選組隊士。
コイツがねぇ〜良いヤツなのか嫌なヤツなのかハッキリしない、読んでて凄ぇモヤモヤします。
金払いがいい紳士、人助けするストーカーにして、西部の早撃ちガンマンをも制す居合の達人。
いっそのこと元新選組じゃなくて、薩長の人斬りっつーことにして、京都時代の因縁も絡ませつつ、一角の武人として描き切っても良かったのでは?
居合術での決闘は痺れる程格好良いのに、、、ストーカーなんだよなぁ〜〜(哀)
あとダニエルにも、プチサプライズあるんでお楽しみに。
基本は、逃げるゆらとピンキー(今作でもMVP級の活躍)、父の仇を追うダニエル、ストーキングする高脇(哀)という三つ巴。
これに西部のお尋ね者や賞金稼ぎが入り乱れての大混戦を展開しつつ、あのラストに雪崩れ込むわけです。
後日譚の『アリゾナ無宿』と『逆襲の地平線』がある以上、まあネタバレちゃネタバレですけどね。
この残りページ数でどうやって畳むんだよ?って、そりゃあのラストになりますわな。
ある程度予想して読んでたとはいえ、それでも叫ばずにはいられなかった。
「おッ終わりかいッ!!」と。
『ブラック・ムーン』超楽しみ♪
★★★☆☆
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