伊東 潤 (著)
皆さん御存知「大坂の陣」ですね。
真田幸村が大活躍するも豊臣家が滅亡、正真正銘これが戦国のラストバトル。
う〜〜〜ん、最近の伊東作品における定番の感想が今回も繰り返されます。
淡白過ぎる、マジで。
小説としての外連味が殆どありません、読んでて全然ワクワクしない。
伊東先生なりの歴史解釈も、イカした台詞回しも、ド派手な戦闘描写も、豊臣家の悲劇に涙することもありません。
教科書とまではいかないものの、既知の史実を淡々と読み進めるのみ。
俺、大河の『葵 徳川三代』が大好きなんですよ。
読んでると、自然とドラマの場面が浮かんでくるんですが、ジェームス三木御大の台詞回しの方が遥かに胸に響きます。
例え津川雅彦さんや小川真由美さんの演技力を以てしても、今作の台詞では、大河の感動を再現することは出来ないでしょう。
これは、ジェームス三木>>>伊東潤 という単純な構図じゃありません。
全盛期の伊東先生ならば、三木御大にも決して引けを取らないはず。
大変申し上げにくいことですが、“筆力が落ちている”と断じざるを得ない。
一体何があったんですか?伊東先生ッ!?
それとも俺が記憶を美化してるだけなのか?
次読むときは最近刊行された作品ではなく、初期の作品で確かめたいと思います。
このモヤモヤだけはハッキリさせないと、伊東ファンとして到底納得出来ん。
それでも、二条城での家康と秀頼の会見と、茶々が秀吉の側室になった場面は、中々に読ませてくれました。
全編がこのレベルならば(哀)
最後に俺が勝手に盛り上がってる、「令和の歴史作家頂上決戦」の結果発表。
今回の「大坂の陣」対決は、ライバルの今村先生に軍配。
364冊目『幸村を討て』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984838346&owner_id=263792
心底悪い意味で普通
★★★☆☆
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