mixiユーザー(id:263792)

2024年02月18日11:58

297 view

385冊目『覇王の家』

司馬遼太郎著

NHK大河ドラマ第62作『どうする家康』完走記念っつーことで、一月中旬に職場の同僚が持参。
いや、嬉しいよ嬉しいけどさ。
当時はまだ「槇ノ原」にてモヤモヤと戦闘中、次こそ厳選、四つ星級読もうと思ってたんで、、、
正直、司馬先生も家康公も、あんま好みじゃないかなぁ〜つって。

ココの常連の方なら、薄っすら覚えてる方もいらっしゃるかもしれませんが、名物キャラで度々おススメを持って来てくれる同僚がいまして、コードネーム「軍曹」
っつーか、「軍曹」から何冊借りたんだっけ?、、、ちょっと待って今数えます、、、

感想文脱稿初期の為、欠番『名将 大谷刑部』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1396151597&owner_id=263792

感想文脱稿初期の為、欠番『『硫黄島玉砕 海軍学徒兵慟哭の記録』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1519553369&owner_id=263792

60冊目『山本五十六の大罪』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1829677003&owner_id=263792

144冊目『祖父たちの零戦』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929681346&owner_id=263792

283冊目『レオン氏郷』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972235424&owner_id=263792

284冊目『冬を待つ城』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972407670&owner_id=263792

369冊目『獅子』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985193933&owner_id=263792

以下追記

423冊目『下天を謀る』
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990505620&owner_id=263792

十四年間で八冊、二年弱で一冊ペースか、、、もっと押し貸しされてると思ってたw
それでも0対8でボロ負けなのは確固たる事実、俺のおススメには見向きもしてくれません(哀)←切実
ネットに感想文上げてんのも教えてあるんだから、ココをチェックしてくれても良くね?
自分がおススメした本の感想って、気になるもんじゃないの?

とまあ、文句ばっか垂れてますが、あのグイグイ行ける感じが正直羨ましい。
何だかんだ言って全八作品、読ませるもんありましたし。
何っつーの?お節介っつーか、強引さっつーか、空気の読めなさって、ある意味、人生を前進させる原動力みたいなもんじゃないですか。
本に限らず、友人に自分のおススメ作品を押し貸しするなんて差し出がましいと。
俺なんか気遣ってばっかで、他人の領域には絶対踏み込まない人生を歩んで来ました。
礼儀正しいけれど情が薄い人生、たまにははみ出してみてもいいじゃない。
例えば、悲しみに暮れている人がいるならば、「今は辛いだろうからそっとしといてやろう」じゃなくて、がっつりハグしてあげられるような男になりたいんですよ、俺は。

、、、、、、。

このまま『覇王の家』に全く触れないってのも斬新かと思ったんですが、流石にそれはないぞと。
ハイ、じゃあこれより感想文でーす。

家康の一代記ですね。いかに天下を獲り、太平の世を築いたか。
上巻は、人質時代〜三方ヶ原〜築山事件〜甲州征伐〜本能寺〜天正壬午の乱。
下巻は、ほぼまるまる小牧・長久手の戦いという構成。
「関ケ原」と「大坂の陣」は、それぞれ『関ケ原』と『城塞』読んでねってことでしょう。

小説に非ず考察也。

心理描写も台詞も僅少、ひたすら史実の考察が繰り広げられます。
家康クラスのメジャー武将のエピソードはほぼ網羅したと思ってましたが、そこは流石司馬先生、初耳がチラホラ。
ほうほう成る程、そーゆー見方もあんのねと感心しきり。
しかし先生、俺は物語が読みたいんですッ!登場人物に感情移入したいんですッ!、新しい知識を得たいわけじゃないんです。

そして所謂司馬史観問題発生。
創作物と割り切って読む小説でも気になるのに、考察本然としている今作は尚更その「史実もこうであったに違いない」という決め付けが引っ掛かりまくりマクリスティ。
次々と新しい資料が発見され、教科書も書き変わる昨今、執筆時の家康像と現在の家康像に差異が生じるのは致し方ないところ。
そもそも、さっきの押し貸しにも通じますが、俺、価値観の押し付け大っ嫌いなんで。
中でも一番、んッ!?ってなったのは家康の内向性、閉鎖性がそのまま鎖国体制に反映され、その後の日本人の民族性を矮小化させていったという件。
最近の研究では、実は家康は開明派で、貿易立国を目指してたなんて説もあったりします。
もし幕府が家康の意向を汲んで重商主義に舵を切っていたならば、その後日本の歴史が激変したのは間違いありません。
残念ながら?この流れは「島原の乱」で全部吹っ飛んでしまいますが。
自らが得た情報のみで、歴史を断定してしまうのは、作家の傲慢ではないでしょうか。
「恐らく多分そうであったろう」みたいな書き回しならまだ可愛げもありますが、作中完全に断言しきってますから、それに比例して反発も大きくなってしまいます。

まあ、面白かったからいいんですけど。って、面白かったんかいッ!!

そうなんです面白かったんです、あれこれいちいち拘らず、新しい知識を素直に吸収すればいいだけの話なんです。
そういう面では、下巻まるまる使って「小牧・長久手の戦い」を徹底考察する渋さに唸らされました。
確かに。
家康vs.秀吉 唯一の直接対決にして、源平以来の東西決戦、第一次関ヶ原と言っても過言ではない大会戦にも関わらず、そういえば題材としてあまり採り上げられてませんよね。
ゴリゴリ西軍派の俺からしてみれば、何であん時に徳川家を壊滅させなかったのか疑問だったわけです。
兵力では豊臣軍が圧倒してるんだから、緒戦で完敗したからって諦めず、そのまま押しに押せば勝てただろうと。
徹底抗戦から一転の和平、妹や母親まで人質に差し出すあの秀吉の低姿勢振りにイマイチ納得がいかなかったのですが、今まで触れたどんな説より、今作の考察が一番しっくりきました。
だからこそッ、その時家康や秀吉がどう考え何を喋ったか、心理描写や台詞という形で司馬先生に表現して欲しかった。

読書から知識を得るということは素晴らしいことです。
でもやっぱり俺は、小説として物語に没入して、登場人物に感情移入して、感動したいんだなと改めて認識した次第。
栄養を欲してるのは頭じゃない、心なんです。


俺のおススメも読んでッ!!
★★★☆☆
0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年02月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
2526272829  

過去の日記

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
  • 01月
  • 02月
  • 03月
  • 04月
  • 05月
  • 06月
  • 07月
  • 08月
  • 09月
  • 10月
  • 11月
  • 12月