「Lizard」
1970年に発表されたサードアルバム。
参加しているオリジナル・メンバーはフリップとピート・シンフィールド
のみとなり、前作から引き続きメル・コリンズ、ゴードン・ハスケル
(ベースも兼任)が参加し、新ドラマーにアンディー・マカロックを迎えて
制作されました。
ゲストは、キース・ティペット・グループとイエスのジョン・アンダーソン。
内容が混沌としているのはシンフィールドの世界観がやや強調されている
事とフリップとハスケルの関係悪化などバンド内の不協和音などが
関係しているものと思われます。
自身で誘っておきながらフリップはハスケルのヴォーカルがお気に召さなかった
らしく、ジョン・アンダーソンに加入を打診するも「君がイエスに入るといいよ」
と断られています。
確かに、一曲のみ参加のジョン・アンダーソンの存在感を考えると
ハスケルのヴォーカルには物足りなさを感じます。
まぁ、元々フォーク系の人なので最初から音楽性に無理があったのだと
思いますが。
フリップはベスト盤収録時に彼のヴォーカルのみを消す事をしていますし、
ハスケルも後にクリムゾンへの加入の判断は間違っていたと語っています。
そんな状態なので当然ながらツアーはなし。
アルバムの売り上げも過去最低となってしまいました。
決定打となる楽曲がなかった事が要因かと思いますが、独特のムードがあって
決して悪い内容ではないと思います。
ただ、掴みどころがないので初心者向けではない感じはします。
演奏面で特筆しておきたいのはマカロックのドラムス。
クリムゾンとしてもプログレ全体で見ても過小評価されてしますが
非常に器用で上手い人です。
彼がドラムのライヴ音源を聞いてみたかったですね。
クリムゾンの参加は一枚だけですが、グラハム・フィールドとのフィールズや
グリーンスレイドなどプログレ界隈で多くの名演を残しています。
King Crimson - Lizard
(Prince Rupert Awakes / Bolero / The Battle Of Glass Tears / Big Top)
https://www.youtube.com/watch?v=SUc8luH-I6c&list=PLXhfRoiJBIivF7WWLowP0hkPDypPtqInQ&index=5
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