上田岳弘著
最初にあらすじありき
だいたい先ずはあらすじを書くんですよ。
あらすじでおおよそ話の大筋を掴んでもらってから、取り留めのない感想文を読んでいただくという流れ。
、、、、、、。
読了三百冊、読書歴十年にして初経験。
書けん、あらすじが。物語を的確に纏められません。
過去いろいろブッ飛んだ作品を読んできましたけど、要約出来ない話なんて初めて。
皆さんも小説に限らず、映画・ドラマ・漫画と人生で多彩な物語に触れてきてると思いますが、思い返してみて下さい。要約出来ない話なんてそうそうあるもんじゃないでしょ?
そうですね、無理矢理過去読了作品に例えるなら、
→246『プロローグ』と
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966550113&owner_id=263792
→184『東京自叙伝』を
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1949232059&owner_id=263792
合わせた感じというのが一番近いかな。
っつーか、俺の感覚でふんわり説明されても伝わらないと思うんで、取り敢えず公式のあらすじを上げてみますね。
>前世に太陽と同じ温度で焼け死んだと話す少女が同級生だった「僕」は、この惑星で平凡な医師として生きていたが、いきなり「等国」なる組織に拉致された。彼らによれば、対立する「錐国」との間で世界の趨勢を巡り争っており、その中心には長年寝たきりとなっている祖父がいるという。その祖父が突然快復し失踪、どうやら私の恋人を見つけたらしい。一方、はるか未来に目を覚ました自称天才の男は迎えに来た渋い声の異郷の友人と共に、“予定された未来”の最後の可能性にかけるため南へ向かい、途中、神をも畏れぬ塔を作り重力に抗おうとしたニムロッドの調べが鳴り響く。時空を超えた二つの世界が交差するとき、すべては完成する…?
、、、何じゃコリャッ!?!? でしょでしょ。
いやぁ〜〜マジで訳わからんわ。
そうねぇ〜〜敢えて、敢えて俺なりに一行で強引に纏めるなら、、、
「神になった、否、神になってしまった男の話」
想像してみて下さい。
全知全能で永遠を生きるということを。
この世のありとあらゆる謎は解明され、最早探求するする事象は皆無、全てが自分の思い通りになる世界。
まさに神として生きるということは、本当に幸せなのか?
作中の文章を引用するならば、
「すべての望みが叶えられたその後の絶望というものがある。」
ですって。
これほどの超超超特大風呂敷、到底きちんと畳めるとは思えず「最後はどーせブン投げでしょ」という諦観がこの読書をイマイチ本気にさせない。
しかも主人公の一人が神レベルの超越者なんで、どんなピンチだろうが超展開だろうが「ふーーん」って感じ。
これは作中キャラクターも同様の傾向で、物語の中で何とか状況を好転させようと足掻くといった描写は殆ど見られない、皆超越者の存在を認識していて自分一人頑張ったところでどうにもならないといった体。
要は何でもあり、ミステリーチックな導入部はまだしも、SF設定全開からは整合性はあってなきが如し。
だって全知全能なんだもんッ!読者が心配するのもおこがましい、キャラクターに感情移入する余地無し。
っつーわけで、戦前戦中戦後〜現代〜七百年後の未来をまたにかけ、壮大な物語が展開されますが、ハッキリ言って面白くないです。
小説を読んでいるのに、ワクワク・ドキドキ・ハラハラ・イライラといった感情の起伏が全くありません、読書中一貫して心は常に凪ぎ状態。
がッ しかしッ 読ませる力はあります。
その証拠に途中で投げ出そうとか、読むのが億劫ということはありません。
ただ面白くないだけ(爆)
ここいら辺の感覚を理解してもらうのは中々に難しいですが、「まぁ読んでみてよ」としか言いようがありませんわな。
この世界全てを巻き込むとんでもないスケールなのに、非常に局所的に話が進むのも何とも言えずちぐはぐで据わりが悪い。
人類の進化を促すキーアイテムの埋蔵場所が狭山ってマジかッ!?
「石原莞爾」「憲法九条」「エノラゲイ」その他重要キーワードもそれなりにエポックメーキングな事柄ではありますが、世界が終わろうとするこの時にあってはやはりピンポイント感は否めない。
神の気まぐれか、極狭い地点に集まったたった数人によって世界の行く末が確定されてしまう理不尽さ。
我々の理解を遥かに超越して物語はブッ飛んでいく中、読者はただ呆然と見守るのみ。
俺、多分、、、上田先生が言いたいことの十分の一も読み切れてないんじゃないだろうか。
っつーか、この感想文読んでる貴方も訳わかめですよね、サーセン。
あッッ!!!!
あったあったあった。「エヴァ」の人類補完計画が一番近いわ。
劇場版だっけ、全人類が溶け合って一つの液体になるヤツ。あれが一番近い。
ネタバレになってないネタバレなんで御安心下され。
繰り返しになるけど、「まぁ読んでみてよ」としか言いようがないわマジで。
気が向いたら読み直します
★★★☆☆
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